皆さん ラバス、こんにちは!
毎年2月14日に来るバレンタインデーは女性たちが好きな人にチョコを渡し、告白する「チャンス」の日です。それは日本のコマーシャルが私に植え付けた日本のバレンタインのイメージです。しかし、日本のことについて知れば知るほど、そのイメージの他に、様々な理由で、様々な人にチョコを渡す日でもあると分かりました。それにしても、贈る側は女性だから、「女性に気を遣ってもらって嬉しい」という気持ちが主に男性側で、「男性のための日」や「男性が楽しめる日」に繋がると思いました。それはヨーロッパやリトアニアと少し違うところな気がしました。
リトアニアのバレンタインデーは「恋人の日」のイメージが一番強いです。女性が好きな人に気持ちを伝える日ではなくて、既に恋人がいる人の日になっています。ラブラブなカップルが改めてお互いに愛の気持ちを伝える日だから絶対祝わないといけないというわけではないですが、基本的に少なくとも相手のことを考えて行動するというのが大事なポイントだと思っているリトアニア人が多いです。もう一つの面白い点は女性に限らず、どちらかというと男性の方が積極的に活躍している方になっている気がします。
バレンタインデーの贈り物は花、チョコレート、プレゼント、それと美味しいディナーや短期間の旅行が流行しています。旅行までする?!と思った方がいるかもしれませんが、物より体験です。つまり、時間を一緒に過ごすのが一番大事だと考えられています。
では、恋人がいない人はどうでしょうか?何もしない人が多いですが、家族で住んでいる人はお互いに小さなプレゼントか小さな愛の言葉を交換します。
恋人と家族以外にもう一つの場面でバレンタインデーが祝われています。それは学校です。小中学校ぐらいまでの子供たちはハートのステッカーを準備して当日に持って学校に行きます。バレンタインは クラスみんなで祝うイベントで、休憩の時にクラスの全員がお互いや先生にハートを付ける習慣があります。一番仲がいい友達に大きくて珍しいハートをあげることが多いです。人の体にハートを付けることで、相手と向き合って、いい気持ちを伝える機会になります。あまり仲良くない子供たちもその日はいつもより仲良くなり、お互いの存在を認めます。
中学に上がると少し変わってきます。バレンタインポストというものがあり、学生は一週間前に友達に手紙を書いてバレンタインポストに入れます。学校によって他のバレンタインデーのイベントもあり、ダンス、歌、演劇をする学校もあります。
バレンタインデーの由来分かりますか? 本当に起こったストーリです!
ある帝国で戦争が続いていました。皇帝は争いが続いている間は結婚を禁止することを宣言しました。皇帝は、兵士が家族をつくったら、家族を置いて戦いに行きたくなくなると考えたからです。そこで、キリスト教の司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)が不幸な人を哀れみ、こっそり結婚式を行っていました。ですが、それが皇帝の耳に入って、ウァレンティヌスが逮捕・投獄され、2月14日に死刑になりました。その後しばらくして、バレンタインは聖人と宣言され、2月14日がカップルの日になりました。
それでは、またね イキ!!