Asta の日記 DAY 7 「次は、近くの島へ!」

皆さん、Labas こんにちは

人が旅行をする理由はいろいろあります。

たとえば、美味しいごはんを食べたい、SNSで写真を載せたい、新しいことを体験したい、世界を知りたいなど…。そうした希望と現代の世界の動きやすさの組み合わせが旅行を盛んにしました。そうは言っても、誰もがいつでも好きに旅行に行けるわけではありません。国内旅行であれば少なくとも言語やお金が同じですが、国外に行くと、さらに新たな準備が必要になります。つまり、行きやすい所と行きにくい所が存在します。

八丈島の皆さんは旅行をよくしますか?私が見た限り、皆さんが島を離れることをあまりしなさそうですが、その理由は旅行好きの私も、わかる気がします。

島からどこかに行きたい場合、船か飛行機に乗らないといけません。旅行に行きたい気持ちがあっても、お金や時間が多くかかることで、諦めることも少なくないと思います。家族で行こうとしたら、倍に費用や手間がかかりそうですね。

そのハードルがあることは、本土の視線から見れば「島は大変ですね」という言葉に繋がるのでしょうが、私たちが大変なのではなくて、向こうが楽なだけのことです。

本土の人からみれば、島からどこかに行く時「―1」から始めなければなりません。

そうかも知れないと思ったことがあります。しかし、最近そうでもないと思い始めました。島に住んでいる私たちには「島は―1」ではなくて、「0」からスタートです。私たちから見ると、本土は「+1」だけです。

それだけではなく、実は私たちが+1パターンもあります!
それは八丈島から他の島へ旅行する時です。そうすると反対になって、私たち島に住んでいることで一歩先にいます。

八丈島から安くて、移動時間が短い行先がないと思っていた私が、今月新たな「近くの島へ!」の答えを発見しました。皆さんはどうですか?それは当たり前だと思ったかもしれませんが、手元にあった答えを半年の間あまり考慮しませんでした。

実は、島の近くに他の島があることがとても特別なことです。伊豆諸島は八丈島だけであれば、寂しく思いませんか? 隣に他の人が私たちのように島暮らしをしているのが特別なことです。

伊豆諸島の島
もしも八丈島だけだったら

八丈島観光協会のHPの画像を基に作成

既に、島に住んでいるのに旅行で他の島に行くのがあまり魅力的に感じない人もいます。行きたいと思っても、島だから、事前準備は必要不可欠で、面倒に感じる人もいます。私も両方のイメージを持っていたことがあります。そのままでしたら、5年、10年が経っても私は他の島に行くことがなかったかもしれません。
しかし、ありがたいことに私は友達に「三宅島に行こう」と誘われました。

三宅島へ行って来て、いくつかわかったことを皆さんにも教えます:

1)他の島に行くことが非常に楽しいです

2)となりに住んでいる人が似たような生き方をしています
同じように、農業、漁業、店をやっている人がいました。明日葉もありました。店の料理は八丈島より高いけど量は三宅の方が多いです。

3)三宅島は恋の島ですって
泊まった旅館の大家さんの話によると、昔は、カップルを別れさせるために片方を三宅島に、片方を御蔵島に流してしまうことがあったそうです。そうして、遠くから隣の島のシルエットしか見えない、二度と会えない状況を作られていたようです。ですが、現在では恋の島と言っていいくらいです。三宅島でアカコッコの数も、子供の数も増えているそうです。

4)伊豆諸島の島はそれぞれの特徴があります
八丈島は流人の島。三宅島は活火山の島。

5)三宅島のレンタカーで八丈島出身の人がおもてなししてくれます
意外ではないかもしれないが、三宅島に八丈島の出身の人も住んでいる。どこに行っても、家のように感じます。港から迎えにも来てくれます。

島は遠くても、周りと繋がっています。皆さんも旅行に行きたいと思ったら、気軽に船に乗って島民割引を使って、隣の島の仲間に会いに行ってはどうですか?私はわくわく!

IKI またね