Asta の日記 DAY 30「3月の海に挑戦した!」

 3月7日、温度:17℃、水温:19℃、時間:17時45分

アスタが海に入りました。

 この出来事はリトアニアの夏を思い出すほど暖かい春の日で始まりました。天気にインスパイアされ、せっかくだから当日にあった大賀郷中学校への定期的な訪問では「海」について話すことにしました。

 私は初めて2年前、10月上旬八丈島の海を見た印象で話を始めました:「どうして気温も水温も泳ぐに絶好な日なのに泳いでいる人がいませんか?」。てっきりこの時期に八丈島の海には危ない動物がいると思ってしまって海に近寄りませんでした。けれども、住めば住むほど、「海が危ない」の答えが間違えていたと分かって、本当の答えは私と皆さんの「もう/まだ泳いでいい」の感覚がすれ違っただけと分かりました。

 八丈島の海は、リトアニア人から見ると非常に暖かい海です。リトアニアにある、バルト海は平均的に冬:4℃、夏:20℃となりますが、八丈島の海は冬:19℃、夏:28℃程度です。つまり、八丈島の一番寒い時期の海がリトアニアの一番暖かい時期の海とほぼ一緒です。海が好きで、楽しみたいリトアニア人は基本的に水温が18℃以上になったら、海水浴シーズンがスタートと言います。もちろん、海も気温も寒かったら、さすがに寒くて入りたい気持ちになりませんが、20℃以上の水温は「贅沢」だと思っているリトアニア人が多いです。皆さんが夏の八丈島の海に入ったら、「お茶ほど暖かい」と言いそうです。

 そんな話を生徒たちにしたら、私の中に眠っているリトアニア人が目覚めて「海に行こう!」と言い出してしまいました。従って、昼休み家に帰ってタオル、水着を取って、そして仕事が終わってすぐ底土に向かいました。

 日が沈みかけている満月の底土に着いたら、どれだけ寒くても海に入ると覚悟を決めていました。最初の10秒は体が痺れるほどの懐かしい寒さを感じて、これは一ミリも楽しくないと思いました。しかし、最初はそういうもんだと分かっていて、気合で海に飛び込んで、泳ぎはじめたら非常~~~に気持ち良かったです!子供の気持ちになった私は喜んで、しょっぱい海の水はシュノーケリングを体験した夏を思いだして、元気になりました。

 海を出ったら、風邪をひかないようにすぐタオルを巻いて、車に乗って家で暖かいシャワーを浴びました。底土の泳ぎで体と精神をリフレッシュできて、これからも海に入ろうと思います。

 寒い海が与える楽しさと達成感もいいし、八丈島の海は数十分もずっと海の中でリラックスしながら海を楽しめることもいいと思います。皆さんも北欧の体と精神を鍛える泳ぎ方をやってみたかったら、是非今の八丈島の海に入ってみてください!もちろん、海に入る時には必ず、安全に十分気を付けてくださいね!