第84回八丈島民大学講座「土の力と海の技」

 1980年8月「ともに学ぶ、地域に開かれた生涯学習の場」として開講した八丈島民大学講座は、84回を迎える2023年8月、東京都立大学から2人の先生方をお迎えして開催します。
 太平洋上に浮かぶ八丈島は、東京都内でも有数の生産額を誇る農業地域です。地上を潤した雨は川となって海に入り、水産資源を育てます。島の暮らしを支える「土の力と海の技」を見直す講座はオンラインでも受講できます。ふるってご参加ください。

日 時 8月25日(金)・26日(土) 午後7時30分~9時(両日とも)
会 場 八丈町商工会研修室(町役場内)
参加費 無料

内容と講師 
第1日「かけがえのない土壌がもつ生命をはぐくむ力」
都市環境学部 地理環境学科 川東正幸 教授 (環境・土壌学・食料生産)
「土壌には生産力があること、生命を養う力があることはよく知られていますが、その力の背景に絶妙な仕組みがあることはあまり知られていません。土壌の地図を見る限り、八丈島の土はあまり肥沃ではなさそうです。しかし、八丈島が東京を代表する農業地域である背景には、きっと土壌の絶妙な仕組みが働いているはずです。その生命をはぐくむ力についてお話ししたいと思います」
第2日 「縄文時代に八丈島へ渡った人々の知恵と技術」
山田昌久 名誉教授 (考古学・生活技術史)
「800万年前に地球に登場した人類は、今確認できるところでは4万年前に日本列島に移り住みました。そして移動生活を切り替え、縄文時代に沢山の施設や道具を使う村生活を始めました。さらに縄文人は本州島から200㎞もある八丈島にも移り住んでいます。講座では、丸木舟で黒潮を越えた縄文人のお話をしたいと思います」

その他 オンライン受講をご希望の方は、八丈島文化協会ホームページ「お問い合わせ」フォームから、または八丈島文化協会事務局まで電子メールでご連絡を。
八丈島文化協会事務局 E-mail bunkakyoukai8jo@yahoo.co.jp
電話 2-2833(月・火・木・金曜日9:30~11:30)

主 催:八丈島文化協会・東京都立大学  
後 援:八丈町教育委員会
問い合わせ:八丈島民大学講座運営委員会 事務局 090-8036-1826