既存ブロック塀の耐震対策について

ブロック塀の倒壊は、人命を奪うだけでなく、避難や救助活動にも支障をきたします。
また、ブロック塀・万年塀などは、年数が経つと危険な状態となり倒壊などの事故につながります。
≪所有者に瑕疵があった場合には、その責任は所有者に課せられます。(民法第717条)≫
下記の点検項目を目安として、所有のブロック塀の安全対策を実施しましょう。

ブロック塀

ブロック塀の点検のチェックポイント

ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。

まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。

ブロック塀の点検のチェックポイント項目

  1. 塀は高すぎないか
    ・塀の高さは地盤から2.2m以下か。
  2. 塀の厚さは十分か
    ・塀の厚さは10㎝以上か。(塀の高さが2mを超2.2m以下の場合は15㎝以上)
  3. 控え壁はあるか。(塀の高さが1.2m超の場合)
    ・塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。
  4. 基礎があるか
    ・コンクリートの基礎はあるか。(根入れ深さが30㎝以上あるか)
  5. 塀は健全か
    ・塀に傾き、ひび割れはないか。

    〈専門家に相談しましょう〉

  6. 塀に鉄筋は入っているか
    ・壁の中に直径9㎜以上の鉄筋が、縦横とも80㎝間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
    ・基礎の根入れ深さは30㎝以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)

【問い合わせ】
総務課庶務係  電話 2-1121