Asta の日記 DAY 5 「イースター」

Labas (ラバス)、こんにちは!

皆さん、元気にしていましたか?皆さんの3月はいかがでしたか?私の三月は結構仕事で忙しかったです。学校訪問、アイスランドセミナー、オンラインでリトアニア人に八丈島について紹介する講座などを行い、三月は「人の前で話す」月でした。毎日忙しいことは今年度がもうすぐ終わるということも影響をするのではないかと思いますけどね。

島の様子を見ると、3月はたくさんの人の人生に変化をもたらしたと思いました。島を離れたり、何かの新しいことを始めたりする人もいましたよね。その島の動きが咲き始めた木に似ていました。木の花が「おめでとう」、「頑張れ」、「楽しもう」ということを言いたいぐらい鮮やかな色で島の人を応援しているように見えました。

そして花が散ってから、慣れ親しんだ緑に変わり、人に不安な気持ちから行動をする時期に変わっていきましょうと言っているように読み取りました。それは3月と4月に起こる「押し寄せる」日本の現象なのかなと考えます。初めてだからよく分かりません。

日本の節目の気持ちがリトアニアの新しい命の雰囲気と似ています。暗い周りが緑に変わり、自然が生まれ変わることで人の心に春が入ります。その気持ちの天辺が春の象徴であるイースターです。イースターは全国で祝われているキリスト教の祭ですが、昔は違いました。14世紀の終わりまでリトアニア人が多神教信仰を持っていました。その頃から同じような春の祭がありました。ということで、根が強い春の祭がリトアニア人の中に大切に思われています。

現在では、宗教的な人々が教会でキリストの復活を祝っていますが、その部分以外、全国でやっている習慣があります。家族と親戚が集まって、一緒にご飯を食べることです。しかし、その集まりの大きな特徴がイースターエッグです。卵はイースターの(宗教的な意味を除き)一番大事な部分です。ですが、普通の卵ではなくて、イースター卵と言えば、染めた卵の話です。

イースター卵の染め方は家族によって異なりますが、目標は一緒です。できるだけきれいな模様の卵を作る事です。卵は人生の始まりと生命力を意味しています。染めた卵をイースターの日に家族で食べますが、その食べ方が独特です。食べる前に占い/卵割りゲームをやります。ゲームは人が卵を選ぶことで始まります。選んでから、隣の相手と勝負して、優勝者は別の組の優勝者と勝負します。負けた方は割った卵の皮を剥いてから食べます。最後まで割ってない卵を持っている人が今年に元気で、運がいい人になると考えられています。それが本当かどうか皆さんの想像に任せますが、一つが明らかです。イースターはリトアニアのとても楽しい祭です。

イースターエッグのイラスト

今年の町役場職員の作品展示会で私は「竜の卵」を紹介したことがありました。それは、おばあさんから受け継いだ家族の秘密のやり方で染めたイースター卵でした。

リトアニアのイースターゲームや卵を染めてみたい方に良いニュースをお伝えします。4月の15日(1回)と17日 (2回)八丈島で楽しいイースター卵を作る活動をやります。リトアニア文化や新しいことを学んでみたい方、または楽しく時間を過ごしたい方、アスタの家族の秘密の伝統的な染め方を知りたい方は以下の詳しい情報をご覧ください。
リトアニア文化体験講座「イースターエッグを作ろう」

では、2022年の4月に向けて、春の勢力を吸収し、私たちも復活しましょう!

またね IKI