Asta の日記 DAY 15 「私と水遊び」

Labas、 こんにちは! 

 2022年の夏は私がシュノーケリングに出逢った夏です。八丈島に住んでいる人々にとってはシュノーケリングが一般的な海遊びなのではないかと思いますが、島に来るまでにそのような遊び方については「存在している」ぐらいしかわかりませんでした。だから、自分が初めてシュノーケリングをしたことは忘れられないほど刺激的な思い出になりました。

 ある天気のいい朝、底土港に行きました。浜辺に着いたら、友達が堤防を歩きだして、いきなり深いところから(想像していた砂浜ではなく)海に入ることになりました。想定外の展開に驚かされ、溺れないのかな?波に沖へ流されたらどうしよう?という心配や不安な心で堤防から水面を見つめていました。救いは、ダイビングをしたことがあったので、海中で呼吸する感覚を少し持っていたことです。それだけが少し心を静まらせて、何とかなると思いながら、勇気を振り絞ってゆっくり堤防の階段から海に入りました。

 顔を浸したら、不安の気持ちがびっくりに入れ替わりました。ダイビングと違って、水中を上から見下ろすように幅広く見えました。ダイビングの時、近くから生き物を見ていましたが、今回は全体の流れと様子が手にとるようにわかりました。その中では特に素敵だと思ったのが、広く伸びている緑や灰色のサンゴでした。色々な形を作り、拡散しているサンゴはまるで一つの大きく咲いている海の花に見えました。たまに光に当てられた部分は更に全てを鮮やかにしました。魚の後を追ううちに、あっという間に時間が経ちました。

 小さい頃から森に囲まれた湖や川、たまにリトアニアの海で遊んでいた経験の中ではそこまで水の世界を知る機会がありませんでした。一般的な水の遊びとしては、水着を着て、水に入って自分の手足を使いながら水を横切って水泳することでした。息を止めて、目を閉じたまま潜ることもありましたが、数秒後、もう一度顔を出します。10~30分が経ったら、また岸に戻って日光浴したり、バーベキューしたり、本を読んだり、ボールやトランプで遊んだりすることも多かったです。ウェットスーツ、フィンやゴーグルを着けている人の姿、シュノーケリング、ダイビング、そのような泳ぎ方をしている人は八丈島に来るまで見たことがありませんでした。

 八丈島とリトアニアの水遊びにはそれぞれの特徴があると感じるようになりました。ダイナミックな八丈島では海の命に触れ合うことができました。ゆったりで穏やかなリトアニアの水遊びは体と心を休ませてくれます。遊び方は違っても、水と親しむ文化がどちらにもあります。チャンスがあれば両方試してみるのはどう?

また今度、IKI!