Asta の日記 DAY 17 「アスタの毎日散歩」

Labas、 こんにちは。

 私は歩くのが好きです。リトアニアにいた時、散歩することは私の毎日の習慣でした。外に出ると体だけではなく、頭と心までリフレッシュできていました。きっとすぐ隣にあった数十キロも続いている松の森林はそれに大きな影響を与えました。八丈島に来てから森の中の散歩をできなくなりましたが、八丈島にしかない景色を思い切って味わっています。

 島に来たばっかりの時は歩いて生活をしていました。車や自転車がなくても、歩いて島を知る事は非常に楽しかったです。道に迷ったり、今まで見たことがなかった風景を発見したりすることで島の地図が頭の中で少しずつ出来上がりました。歩きやすい道もあり、坂を上っていけない道もあり、またはUターンして、行きたい方向と全然違ったりする道もありますね。それでも、八丈富士と三原山はいい目印になり、時間がかかっても自分の居場所を把握できます。この二つの山と横側から見える海は島ならの景色で、私の目をいつも楽しませてくれます。どんな方向に行っても絶景で、気持ちいいです。

 普段は自然の中で歩きますが、たまに町の奥、住宅がある所にも行きます。その時あるものを見かけたら、気持ちよくなります。それは、挨拶の看板です。書かれている言葉は看板によって変わりますが、「笑顔で挨拶しましょう」というメッセージが私は気に入っています。看板の言う通りにしたら、同じ道を歩いている人が「知らない人」から「私と微笑みながら挨拶してくれた人」になって、気づかない内に一日は前より明るくなります。というわけで、道で出会った人と挨拶することが散歩の楽しみの一つです。

 しかし、私の散歩姿を見た人からは、私があまり楽しめていないように見えるときもあるようです。それはおそらく、私が車の音や、視線が気になっている時だと思います。
 外国人の私の姿は、人通りの少ない八丈島では(もしかしたら日本の他の場所でも)目立ってしまいます。そんな時は、道端で見かけるイタチのようにササっと隠れる…まではしませんが、ポッドキャストや音楽を聴きながら、前に集中して、他のことを考えずに歩きます。「車で通った時、アスタに挨拶しようと思ったが、少し怖い顔をしたからやめた」と言われたこともあります。でも、誤解しないでくださいね。声をかけてもらえたら嬉しいですよ!

 私の日課の散歩を八丈島でもすることで、新しい人、自然との触れ合いが広がりました。これからも歩き続けて、リフレッシュや近所の人と仲良くなっていきたいなと思います。もし私を見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!

IKI またね!