Asta の日記 DAY 21 「来島1年を振り返って」

 八丈島に来てから一年が経ちました。八丈島に来る前は海外に住んだことも、日本の別の場所に住んだこともありましたが、八丈島は人生で初めての島です。人生で初めての経験で、島の一年間はどうだったか、振り返ってみたいと思いました。

1. 日本で働く

 来島する前に、リトアニアの会社で働く経験が短いながらもありましたが、日本で働くのは初めてです。日本の働き文化についてメディアや知人などから少ししか聞いていませんでしたが、ギュッと近くくっついている机、よく回る回覧、はんこや名刺の文化、企画や書類作りなどはカルチャーショックと言えるぐらい未知の世界でした。それ以外、同僚と上司との触れ方、問題の解決方法なども、分からないことがよくありました。働き文化に慣れたとはまだ言えませんが、仕事の分担、スケジュールや責任のことについてはたくさん勉強になっています。

2. 時間の流れ 

 海の中にある島ならきっとゆっくりでのんびり日々を過ごせると思っている人が多いかと思いますが、私の場合そうでもない日が多いです。確かに、買い物まで30分かかるような道もなく、「渋滞」や「2時間かかる出勤」は島で聞こえない言葉です。無駄にならない時間を皆さんが好きに過ごせることができます。時間の余裕があるからこそ、夜、仕事後で行われているスポーツや音楽の活動は平日でも多いです。それに参加しようとしている私も毎日イキイキしています。

3. 食事

 Astaの日記DAY 13を読んだ皆さんなら、もう知っていると思いますが、半年前ぐらいずっと食事に困ってきました。しかし、そのおかげで、自分の胃袋に何が合うか意識的に探してきました。結果的に揚げ物、めん類、おやつと夜遅い食事は私に合わないとやっとわかってきました。その代わりに食べられるようになりたいものを少量で一年間の間食べてきた結果で食べられる料理が結構増えました。お米も食べられるようになりました!

4. 運転

 道路を走っている金髪の人を見かけたことがあったら、それはきっと私でした。右側通行のリトアニアの運転は左側通行の日本と根本的に変わらないです。しかし、初めて八丈島で運転した時、私も隣に座っていた同僚も不安な顔で道路に出ました。とは言え、運転が好きな私は運転しやすい八丈島の道路にすぐ慣れて絶景を楽しみながら走りました。国際免許証が切れてしまう前に、東京で本物の日本の運転免許も取りました!2回も上京して、府中運転免許試験場で新品の免許を手に入れて、島だけではなく、日本中で運転しています。

5. 日本語

 八丈町で毎日、日本語だけを使う生活をしているおかげで、来たばかりの時に比べて上達しました。もちろん、日本語で分からない、言えないことはまだありますが、そういう時はなるべくドンマイの考え方で優しい日本語で再チャレンジしています。そういえば、島に来て、初めて5年間ずっと使ってきたおかしい日本語を直してくれた人もいました。例えば、私の好きな「そうだ」は「そうよ、そうだよ」を意識的に使うようになりました。

6. 気候

 常春の島だと言われている八丈島はその名前の通りだと思います。しかし、雨と風が多い日々に慣れるのは時間がかかりました。数回ひどい雨に濡れてから反省して、1時間ごとに天気予報を見たり、予定を工夫したりすることを学びました。「天気が悪い日」があるとしても家の中でリラックスできる時間が取れるので、雨の日もいいと思えるようになりました。どちらかというと雨の日より、ずっと晴れで、熱い夏の日々の方が我慢できない天気になっています…

7. 趣味

 島ですることがいくらでもあります。畑、釣り、山登り、海の遊び、スポーツ、音楽、アートやハンドメイド・クラフトなど、好きなことをやって、発表している島民はこの島の生命力でもあります。来たばかりの時、今までやってきたダンスとスキーは難しくなったので、やることがなくなりました。しかし、休みの時間をそれぞれ楽しく過ごしている人が多く、その中に入れてくれたことで私も新しい好きなことをたくさん見つけました。一年たって、私の趣味のリストはこうなりました:1.散歩2.シュノーケリング3.卓球4.歌とダンス 5.読書。

 この一年間の島暮らしは毎日を大事に思っています。私の日常が問題なく、スムーズ、心配せずできたというわけではありません。いっぱい間違えて、勘違いして、やり直して、再チャレンジして、また失敗して、周りに頼りや助けられながら進めてきました。苦労した部分も幸せな部分も私を成長させた経験です。これからも前向きに前に進んで、よりいい島生活を体験していきたいと思います。次の目標はクレジットカード作り!