Asta の日記 DAY 31「火曜は大賀郷中学校へ」

 令和4年度は交流活動を目的に計26回大賀郷中学校に訪問しました。生徒に国際理解を深め、グローバルな視点を持ってもらうため、リトアニアの体験をさせたいという大賀郷中学校の依頼を受け、毎週火曜日の昼休みに学校に行き生徒と交流しました。

 昼休みはリトアニアの伝統的なダンスを踊ったり、お話したり、それぞれが好きなことについてお互いに発表しあったほか、日本とリトアニアゲームやリトアニアと八丈方言のクイズなどをしました。昼休みの間は学校の全員が参加できますが、リトアニアを研究テーマにしたグループとは大中ラボの時間に交流することもありました。より深くリトアニア文化に触れ、リトアニアのお菓子Tinginys(ティンギニース)を作ったり、リトアニアの生徒とオンライン交流もしました!最初はお互いの言語で挨拶して、両者が緊張していましたが、話せば話すほど色々な気になる話題、質問について意見を交わしました。リトアニアの学校は今後も大賀郷中学校と交流したいという声もありました!

 しかし、新しい経験したのは子供だけではなく、私もでした。この活動の中で「給食」は最もビックリしたテーマです!

「生徒が教室で食べること」ー リトアニアでは「教室の中で食べない」というルールがあって、給食を学食で食べることが一般です。私は小学生から高校生までずっと学食で食べてきました。

「先生が生徒と一緒に食べることー 12年間の学校生活の中では私は一回も先生と一緒に食事を食べることがありませんでした。基本的に先生と生徒が別々で食べると考えられ、逆に学食で生徒と先生が同じ空間で食べていたら、違和感があります。だから、先生も生徒も同じ教室で食べている大賀郷中学校の皆さんは非常に新鮮で、興味深い例です。

「生徒が静かに食べることー 同じ教室で静かに食事を食べている中学生を私は見たことが無くて、驚きました。初めて教室に入った時、皆は私を見て緊張して静かになったかと思って、自分まで緊張してしまいましたが、あとから「コロナだから静かに食べることになっている」という説明を聞きました。

「食べ終わったら歯磨きをすること」ー 食事後、いきなり一気に教室を去った生徒がどこに行くかと思ったら、まさか、シンクで集まって歯磨きしていました。リトアニアでは歯磨きはとてもプライベートで家でするものだと思われていて、職場も学校も歯磨きする人を見かけません。けれども、歯磨きした後のスッキリした中学生の姿を見て、そういう習慣がリトアニアの学校にもあれば良かったと思いました。

 火曜日の昼休みの交流はいつも楽しくて、リトアニアの文化を伝えること、また私が日本の学校生活を体験できることもとても貴重で、大好きな時間です。令和5年度、7月まで続く訪問も楽しみです!