消防本部」カテゴリーアーカイブ

危険物安全週間

危険物安全週間

◎目的
町民の皆様に身の回りの危険物に関する知識の普及啓発及び各事業所における自主保安
体制の確立を図ることを目的として毎年6月の第2週(日曜日から土曜日までの1週間)
です。
※危険物とは


◎期間
令和 7 年 6 月 8 日~6 月 14 日


◎行事
・危険物に関するポスターの掲示、パンフレット及びポケットティッシュを配布
・危険物取扱者実務講習会
危険物安全週間を機会に身の回りの危険物の安全な取り扱いについて確認をお願いしま
す。

岩手県大船渡市の林野火災における町消防本部の緊急消防援助隊派遣報告

岩手県大船渡市で発生した林野火災において、八丈町消防本部では緊急消防援助隊の後方支援隊として令和7年3月1日~令和7年3月10日までの10日間、1隊2名にて三次派遣まで合計6名の職員が現地に派遣され、岩手県大船渡市三陸町綾里地区における火災延焼拡大箇所において、東京都大隊の後方支援活動に当たりました。

令和7年3月25日現在の被害状況は、林野被害2,900ha(消防庁発表)、その面積は八丈島の森林面積の約75%に値し、死者1名、住家102棟、住家以外108棟となっています。

【第1次派遣】2月28日~3月4日
3月1日 午前8時30分、東京都大隊第2次派遣隊(約150名)として、東海汽船芝浦ふ頭営業所で昨日に海上輸送した八丈町の緊急車両を受取り、岩手県へ出動しました。夕方17時15分に東京都大隊が宿泊地とする、岩手県気仙郡住田町社会体育館(以下は宿営地)に到着、後方支援隊としての役割分担と活動状況の確認を行いました。後方支援隊は、火災現場で活動する活動隊の支援を行うことが主な任務でした。

3月2日 食事の補給支援(活動隊の活動前、活動中、活動後の準備と提供)や、東京都大隊が活動拠点とする岩手県大船渡市三陸町綾里地区(宿営地から車で約1時間)に緊急出動し、活動隊の消火活動支援を行いました。火災の範囲は想像以上に広く、ジェットシューター(水量20ℓ背負い式消火器具)を活用した消火活動は困難を極め大変な活動となりましたが、後方支援隊も活動隊の活動環境を整えるため、万全のバックアップ体制でサポートをしました。

3月3日 現場での消火活動と並行して、鎮圧した箇所の再燃確認を行いました。八丈町の車両は特殊車両ではなかったものの思いのほか機動性があり何度か緊急出動する機会もありました。夜間、東京都大隊第3・4次派遣隊と合流し深夜まで引継ぎを行いました。

3月4日 前日に東京都大隊第1・2次派遣隊の活動に対する意思や思いを引き継ぐことができたため、安心して送迎バス、東北新幹線と乗り継ぎ、ANA1895便にて帰島しました。

【第2次派遣】 3月4日~3月8日
3月4日 東京都大隊第3・4次派遣隊として東北新幹線の新花巻駅から宿営地に到着。災害現場はまだ延焼拡大している状況で、自衛隊のヘリコプターによる消火活動も続いていました。宿営地の後方支援隊としてデコンタミネーション(現場活動資機材の除染作業及び宿泊地の衛生管理)活動を実施。宿営地の駐車場に設置されたテントにて、大型発電機と高圧洗浄機、数台のジェットヒーターにより活動隊の資機材を洗浄・乾燥する作業が続きました。

3月5日 最低気温は0℃を下回り早朝より降雪。天候による消火効果が期待されました。私たちの後方支援活動は深夜まで及び、雪や雨で衣服についた水滴が凍るような状況でした。宿営地では各自、着替えや汗拭きシートで清潔を保っていました。また、食事に関しては湯せんやお湯で食べられる食品が多く、その食事を現場隊員に配膳するのも後方支援活動の役割でした。 3月6日 前日の雪や雨により、広大に延焼した火勢は鎮圧状態。全体の活動方針は残火処理・鎮圧確認作業へと移行されていきました。私たちはこの日初めて現地を確認し、ホースの延長状況、焼け止まりの状況、消火活動隊の奮闘を目にしました。東京都大隊がこの災害で出動させた特殊車両はおよそ50台。海水をくみ上げ、およそ2km先まで送水することができる車両、無線専用車両、山道において活動資機材を搬送するオフロード車両が活躍していました。

3月7日 気温は低いものの晴れ。前日の活動を継続して行いましたが、この日は次の東京都大隊の到着日。八丈町消防本部からも2名が23時頃に宿営地に到着し、引継ぎを行いました。

3月8日 午前6時に引揚げ準備。バスに乗車し新幹線で新花巻駅から東京駅へ。東京都中央区鍛冶橋訓練場にて解散。ANA1895便にて帰島。

【八丈町消防本部 第3次派遣 3月7日~3月11日】
3月7日 東京駅丸の内口に東京都大隊第6・7次派遣隊として集結。東北新幹線、送迎バスと乗り継ぎ、23時頃に宿営地に到着。3月5日と6日の降雪・雨により全体の活動方針はグリッドマップを活用した残存火源と消火の徹底。斜面での活動における安全管理の徹底。 3月8日 現場確認に出動。避難指示地域は物静かで、車窓から見る立派な杉林は、奥の奥まで延々に炭化している状況でした。夜間、ミーティングにて3月10日の東京都大隊引揚げが決定。

3月9日 今まで活動で使用した資機材の撤収及び資機材の除染作業。17時、大船渡市長から鎮圧報告。18時30分、宿営地にて大船渡市長と大船渡消防本部消防長代理の挨拶。鎮圧報告後、現場活動隊は少しでも残り火を消火するため、ドローンでの熱源確認、消防活動二輪車による山中の鎮圧確認を最後の最後まで行いました。

3月10日 午前4時に宿営地を出発。埼玉県羽生サービスエリアにて解散。

3月11日 活動車両を芝浦ふ頭に搬入、ANA1893便にて帰島。

今回の派遣はインフラ(電気、水道、循環道路)が保たれた中での活動であり、宿営地では電気も水道も携帯電話なども支障はなく使え、様々な機器に必要な電気、衛生管理を行う上で必要な水、車両が通行できる道路などが保たれていることも改めて重要な事だと感じました。また、効果的な消火活動を行うために、情報収集活動や後方支援活動の重要性も再認識し、今回経験した事を八丈町での災害活動に今後生かしていきたい。

最後に、道中、故郷を思う何名もの方々に、激励のお声がけやお見送りを頂き、また、地元住民、消防団の方々より多大なお心遣いを毎日のように頂き、私共の活動の支えになりました事、心より感謝申し上げます。

令和7年3月25日

八丈第1次派遣隊 玉置 大海 消防司令補
後関 好佑  消防士長

八丈第2次派遣隊 塩崎 昌孝 消防司令補
笹本 拓夢 消防副士長

八丈第3次派遣隊 井ノ口 義二 消防司令補
吉澤 尚孝 消防副士長 計 6名 

令和7年八丈町消防団消防操法大会の結果について

1月4日末吉運動場にて、令和7年八丈町消防団消防操法大会が開催されました。
消防活動技術の向上や消防団員の士気高揚を図ることを目的に各地区5分団よりポンプ隊5名の選手が出場し、気迫にあふれる消防操法を繰り広げました。

大会結果は以下のとおりです。

【消防操法大会の部】
優勝 三根分団
準優勝 大賀郷分団
優秀選手 指揮者 三根分団 宮本 敏文
優秀選手 1番員 三根分団 西野 隆志
優秀選手 2番員 大賀郷分団 汲田 裕哉
優秀選手 3番員 三根分団 沖山 佑樹
優秀選手 4番員 大賀郷分団 中島 優飛

【問い合わせ】
消防本部管理係 電話 2-0119

緊急消防援助隊への登録について

 八丈町消防本部は緊急消防援助隊に登録し、その証である「緊急消防援助隊旗」と「登録証」が届きました。
 今後、他地域の災害発生時に職員を派遣することになります。
 八丈町や他地域の災害発生時に速やかに対応し被害を最小限に抑えることができるよう、今後とも職員一同精進してまいります。

【問い合わせ】
消防本部 電話 2-0119

住宅防火・防災キャンペーン 「令和6年度住警器等配布モデル事業実施地区」に選ばれました!

島内在住の高齢者のみの世帯(65歳以上)を対象に、住宅用火災警報器などを配布します。
設置が困難な方は、職員が個別訪問し設置を支援します。

(一社)全国消防機器協会から三根婦人防火クラブへ以下の物品が贈呈される事になりました。
 上記団体、地域に問わず、各個人にも配布します。
・住宅用火災警報器」を100個
・住宅用消火器25本
・防炎毛布25枚

先着順で在庫がなくなり次第、配布終了となります。ご要望の方は、お早めに下記までご連絡ください。

【申込・問い合わせ】
八丈町消防本部 予防係
電話 2-0119
メール yobou_hfd@town.hachijo.tokyo.jp

中之郷埋立処分場の出火について

2月2日に発生しました中之郷埋立処分場の火災は、本日(令和6年3月27日)鎮火いたしました。町民の皆様には長期間にわたり、大変なご心配とご迷惑をお掛けしたこと、あらためて心よりお詫び申し上げます。また、消火活動にあたり消防団や警察署、東京都はじめ関係機関の方々には、ご協力頂き心より感謝申し上げるとともに、今後は町施設の防災体制の充実に向け取り組んでまいります。

令和6年3月27日
八丈町長 山下奉也

中之郷埋立処分場の出火について(令和6年3月27日)

令和6年2月2日(金曜日)に発生しました中之郷埋立処分場の火災は、令和6年3月27日(水曜日) 鎮火いたしました。本件、火災概要と鎮火までの経過についてご報告させていただきます。なお、火災原因調査については今後、八丈町消防本部と八丈島警察署合同で実施する予定です。

火災概要

出火場所:東京都八丈島八丈町中之郷647番地ほか(中之郷埋立処分場)
覚知日時:令和6年2月2日 6時32分
鎮圧日時:令和6年2月14日 10時43分
鎮火日時:令和6年3月27日 13時36分(覚知から55日後)
出火原因:調査中
焼損面積:約1,400㎡
焼損物件:切り株、伐採木、枯草など
消火活動に従事した消防機関の人員:消防本部(延べ235名)、消防団員(延べ230名)計465名
出動車両:延べ約216台
火災による負傷者等:なし

火災の経過

測定

温度測定用の単管 測定箇所15か所、噴煙のある個所や重機で掘り起こしが出来ない箇所、掘り起こし後の延焼の激しかった箇所に設置し、継続して定時及び臨時測定を実施。

消防活動状況

空港用大型化学車による大量放水。発災初期(2/4~2/8)の夜間活動(空港消防業務の時間外)/八丈支庁港湾課協力。 ※ 水のみの放水で航空機用消火薬剤(B火災用(油脂類等)泡消火薬剤)の使用ありません。

火災最盛期(2/2~2/3)  現場周辺に有効な水利が無く支援に駆け付けてくれたミキサー車の列(八丈島建設業協会協力)中之郷/銚子の口

発災初期(2/3)火勢を抑えるために泡消火薬剤を使用。(ポンプ車CAFS装置にて約160ℓを使用)

使用した消火薬剤:株式会社モリタ A火災用泡消火薬剤 マルチA(マルチエース) 水道水や河川において生分解性が高く、環境配慮型の消火薬剤。家庭用洗剤(ドデセン-1-LAS)よりも、さらに高い生分解度(物質が微生物によって分解される性質のこと)があり環境ホルモンや重金属などの有害物質やPFOS(有機フッ素化合物)を含んでいない。全国の多くの自治体で採用され一般火災だけでなく森林火災などにも対応。

重機による掘り返しと注水。

掘り起こし未実施個所の斜面で活動する消防団員及び消防隊。

住宅用火災警報器を設置しましょう

すべての住宅に「住宅用火災警報器」の設置が義務化されています。
住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数と損害額は半減、焼損床面積は約6割減した結果となりました。(総務省調べ)

また数多くの奏功事例がありますので、その一部をご紹介します。

・事例1
鍋に火をかけたまま寝てしまい、空焚き状態となり煙が発生、住宅用火災警報器が作動したことで目が覚め、慌てて消火し大事に至らなかった。

・事例2
 たばこを吸いながら寝てしまい布団に着火し発煙、住宅用火災警報器が作動した。布団を風呂場へ持って行き、浴槽の水に浸し大事に至らなかった。

・事例3
 就寝中、掛け布団が電気ストーブに触れ布団を焦がし煙が発生した。住宅用火災警報器が作動したことで目が覚め、急いで水をかけ大事に至らなかった。

・事例4
鍋に火をかけたまま外出し出火した。住宅用火災警報器が作動した音を近所の方が気付き消火し大事に至らなかった。


住宅用火災警報器は火災を検知するため常に作動しています。その寿命は10年とされています。
「いざ」というときに住宅用火災警報器が適切に作動するように、定期的に動作確認を行い、設置後10年を目安に交換しましょう。


住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理がとても重要です。「いざ」という時に住宅用火災警報器がきちんと働くよう、日頃から動作確認とお手入れをしておきましょう。

【お問い合わせ】
〒100-1401 東京都八丈島八丈町大賀郷2928番地2
八丈町消防本部 予防係
電話番号 04996-2-0119
メール yobou_hfd@town.hachijo.tokyo.jp

Net119緊急通報システムの運用開始について

〇Net119緊急通報システムとは?
聴覚や言語機能等の障がいにより、音声による119番通報が困難となる方が、スマートフォンなどのインターネット機能を利用して簡単な画面操作により119番通報を行えるシステムです。

【通報のイメージ】

・対象者:聴覚、言語機能等に障がいがあり音声による119番通報が困難な方(利用するには事前に登録が必要となります。対象者以外の登録はご遠慮ください。)

・登録方法:Net119緊急通報システム利用規約」に同意の上、下記に示す二通りの申請方法のいずれかにより登録してください。

1 申請書の提出による登録
(1) 「Net119緊急通報システム利用申請書」に必要事項を記入し消防本部へ提出。
(2)申請内容を確認後、消防本部から登録完了メールを送信します。

2 オンラインによる登録
(1) 登録用QRコードを読み取り後、表示されたメールアドレス(直接アドレスを入力する場合は r.hachijo@net119.speecan.jp )に空メールを送信。

【登録用QRコード】

(2) 登録用URLを送信しますので、受信したメール内のURLをクリックし申請情報を入力。
(3) 申請内容を確認後、登録完了メールを送信します。
※利用資格がない者からの申請には申請を棄却する旨のメールを送信いたします。

・運用開始日:8月1日(火)

【問い合わせ】
八丈町消防本部 庶務係 電話 2-0119 
E-mail hfd@town.hachijo.tokyo.jp

違反対象物の公表制度開始のお知らせ

八丈町火災予防条例の改正にともない重大な消防法令違反がある建物を公表する制度が始まります。

◆違反対象物公表制度とは

建物を利用しようとする方がその建物の危険性に関する情報を入手し、建物利用の判断ができるよう、消防本部が把握した「重大な消防法令違反」を公表する制度です。

◆公表の対象となる建物

飲食店、店舗、宿泊施設などの不特定多数の方が利用する建物や病院、社会福祉施設などの避難が困難な方が利用する建物。

◆公表の対象となる違反

消防法令により建物に設置が義務付けられている屋内消火栓設備、スプリンクラー設備または自動火災報知設備のいずれかが消防法令に違反して設置されていない建物。

◆公表する内容

  • 建物の名称
  • 所在地
  • 違反の内容
  • 公表日

◆公表の方法

八丈町ホームページ、各地区の掲示場

◆制度の開始日

令和5年4月1日(土)から

【問い合わせ】
八丈町消防本部 予防係 電話2-0119