Asta の日記 DAY 24「青ヶ島」

 ちょうど先週、風が暴れている朝の9時ごろ、八丈空港に着きました。今回の行き先は伊豆諸島の一番離れている島、青ヶ島でした。青ヶ島に行く理由は旅行ではなく、仕事で青ヶ島村小中学校の国際交流事業のためでしたが、荒天の中で無事に行けるかという疑問を感じました。徐々に集まってきた搭乗者と異常なしという受付の動きで「ヘリが飛ぶ」ことを予想しました。10時ごろ、12月から運航している新しいヘリに乗って20分後青ヶ島に着陸しました。

 青ヶ島に着いたら迎えが既に来ていて、一緒に学校に行きました。担当の先生と挨拶して、民族衣装に着替えたら、本番の時間でした。当日の構成はアスタの発表、一緒に給食を食べ、生徒のスピーチとリトアニア・日本ゲームでした。そんな流れで3時間一緒にいて、お互いのことについてたくさん勉強しました。ものに関心を持っている生徒、特別にリトアニア料理のメニューを作った学校の調理人、リトアニアのモチーフで作られた学校の飾り、事業が実施できるように頑張ってくださった先生方、慣れていないものに挑戦しようとした皆さんの努力に感動しました。

 交流イベントが終わってから、学校の先生に島案内されました。青ヶ島の有名なカルデラは写真と比べ物にならなくて、びっくりの音が出るほどの風景でした。島の奥にある丸山のひんぎゃ、水蒸気の噴出する穴も非常に印象的でした。それ以外、ドライブしながら窓から見えた植物も今まで見たことのない雰囲気を作っていました。

 青ヶ島では普段どのような生活をしているのか、島に来る前から気になっていました。それを聞いてみると店と飲食店が限られるので、自分で料理をすることが多いそうです。食材、必要なものはオンラインで買うことが多くて、ヘリと船が到着するのが待ち遠しいそうです。郵便、電話か実際に会うしか外の人と繋がる機会が昔はなかったけれども、今はインターネットで他の人と繋がることができるから、それは助かるという話を聞きました。

 八丈島から見られるけれども、どこか遠いように感じている青ヶ島が今回身近に感じられるようになりました。青ヶ島を知ることで八丈島のこともよりよくわかるようになった旅になりました。

電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金

電力・ガス・食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が多い低所得世帯(住民税非課税世帯等)に対し、1世帯あたり5万円の臨時特別給付金を給付します。

支給の対象となる世帯

次のいずれかに該当する世帯

(1)令和4年住民税非課税世帯
基準日(令和4年9月30日)時点で、八丈町に住民登録があり、世帯全員の令和4年度分の住民税均等割が非課税である世帯。
※ただし、住民税が課税されている方の扶養親族等のみからなる世帯は対象となりません。

(2)家計急変世帯
(1)のほか、令和4年1月から12月までの間に、予期せず家計が急変し、世帯全員のそれぞれの1年間の収入見込額が住民税非課税世帯と同様の事情にあると認められる世帯。
※住民税か課税されている方の扶養親族等のみからなる世帯は対象外。
※今回の給付金の家計急変世帯では、「予期しない減収」が要件となります。
※「定年退職による減収」「年金が支給されない月の減収」「事業活動に季節性があり通常収入を得られる時期以外の減収」の場合などは、「予期しない減収」の要件に該当しません。

給付金の支給額

 1世帯当たり5万円 
 ※1世帯1回限り。非課税世帯給付金と家計急変世帯給付金の重複受給はできません。

給付金の支給手続き

(1)令和4年住民税非課税世帯
対象となる世帯には、町から「確認書」を送付します。内容を確認のうえ、必要事項を記入し、期限までに返送してください。
※対象要件を満たすか町が事前に把握できない世帯(令和4年1月2日~9月30日までの間に八丈町に転入した世帯(一部の方が転入した世帯も含む)および令和4年度住民税未申告の方を含む世帯)には確認書は送付されません。対象要件を満たす場合、福祉健康課厚生係(電話2-5570)までご連絡ください。

(2)家計急変世帯
申請時点で住民登録のある市区町村へ申請してください。申請には、給与明細書等、収入が分かる書類が必要です。

申請期限

令和5年2月28日(火)まで(消印有効)
※期限までに返信がない場合や、返信した書類に不備があり期限までに必要な修正が行われない場合は、給付金の支給を辞退したとみなします。

支給予定日

令和5年1月17日(令和4年12月28日まで受付分)
令和5年1月26日(令和5年1月16日まで受付分)
令和5年2月15日(令和5年1月31日まで受付分) 以降随時
※支給決定通知は送付しませんので、該当の支給日以降に通帳をご確認ください。

振り込め詐欺や個人情報の詐取にご注意ください

 本給付金支給事務のため、町から問い合わせを行うことがありますが、ATM(現金自動預払機)の操作をお願いすることや、手数料の振込を求めることは絶対にありません。

制度に関するお問い合わせ先

 内閣府住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金コールセンター
 電話番号:0120-526-145
 受付時間:午前9時から午後8時まで(土日祝、12月29日~1月3日を除く)

【問い合わせ】
福祉健康課厚生係 電話 2-5570

「八丈町国土強靭地域計画に基づく職員訓練」を開催しました

令和4年12月14日(水)に八丈町多目的ホールおじゃれで「八丈町国土強靭化地域計画に基づく職員訓練」を実施しました。

本訓練は令和4年3月に策定した「八丈町国土強靭化地域計画」の実効性向上と、庁内外での国土強靭化に関する連携強化・意識共有を図ることを目的とし、全庁職員および防災関係機関(東京都八丈支庁、八丈島警察署等)に参加いただきました。

また、訓練は「八丈町国土強靭地域計画」の策定を支援いただいた、株式会社オリエンタルコンサルタンツと連携して実施しました。

「八丈町国土強靭地域計画」とは、八丈町で災害等の影響で発生する「最悪な事態(リスクシナリオ)」を特定し、それらを引き起こさないための事前対策を定めた計画です。
(くわしくは▶八丈町国土強靱化地域計画をご覧ください)

◆訓練1:国土強靭化に関する講演
国土強靭化の理解を深めるため、内閣府のナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会で防災担当も務められた中林一樹 東京都立大学名誉教授にご講演いただきました。

◆訓練2:八丈町における発生しうる災害映像の視聴
八丈町で発生が想定される災害について、自らのリスクとして認識するため、八丈町の3次元データに津波災害・土砂災害・火山災害の被害想定等を重ね合わせた「災害イメージ映像」を視聴し、島内で発生しうるリスクの共有を図りました。

◆訓練3:八丈町独自のリスクシナリオのイメージトレーニング
八丈町で起こりうる「最悪の事態(リスクシナリオ)」について具体的に想定するため、7班に分かれて、リスクをより明確にするイメージトレーニングを行いました。

【問い合わせ】
総務課庶務係 電話2-1121

違反対象物の公表制度開始のお知らせ

八丈町火災予防条例の改正にともない重大な消防法令違反がある建物を公表する制度が始まります。

◆違反対象物公表制度とは

建物を利用しようとする方がその建物の危険性に関する情報を入手し、建物利用の判断ができるよう、消防本部が把握した「重大な消防法令違反」を公表する制度です。

◆公表の対象となる建物

飲食店、店舗、宿泊施設などの不特定多数の方が利用する建物や病院、社会福祉施設などの避難が困難な方が利用する建物。

◆公表の対象となる違反

消防法令により建物に設置が義務付けられている屋内消火栓設備、スプリンクラー設備または自動火災報知設備のいずれかが消防法令に違反して設置されていない建物。

◆公表する内容

  • 建物の名称
  • 所在地
  • 違反の内容
  • 公表日

◆公表の方法

八丈町ホームページ、各地区の掲示場

◆制度の開始日

令和5年4月1日(土)から

【問い合わせ】
八丈町消防本部 予防係 電話2-0119

Asta の日記 DAY 23 「歌姫」

 私は歌うことが好きです。それは音楽好きな家族に育てられたのが大きいと思いますが、今まで人前で歌う経験を片手の指で数えられるほどしかありませんでした…ほとんどの時間は部屋の歌い放題でしたが、そこではある日、人の心を動かす歌を送りたい夢が生まれました。その夢はきっと一生諦めない夢で、八丈島に来てから叶い始めました。

 凄い偶然で、島で出会った人々の内の一人はバンドをやっている人でした。「次にクリスマスのテーマで伴奏するから、見に来て」と誘われた時に、「私もクリスマスソングを歌いたい!!!!」というの心の声が目覚めて、「私に歌わせてください!」と無理なお願いをしました。「いいよ」と言ってくれたバンドの皆に今も感謝しています。去年のハンドメイドクリスマスではクリスマスソングを送ることができ、今後の生活に強いインパクトを与えた経験になりました。同時に、そのきっかけで初めて島の音楽の世界に触れることできました。島で音楽に興味を持っている人がこんなに大勢いるとは思いませんでしたし、音楽を作っている人、楽しんでいる人の割合が多いと感じ、ここは音楽が好きな島だと判断しました。

 数ヶ月後、もう一つのパフォーマンスをポットホールで発表しましたが、その後、しばらくの間活動中止になってしまって、車の中で歌っている日々が続きました。次はいつ歌えるかと悩んでいるうちに、意外な機会が現れました。仲のいい同僚に合唱に誘われて、スキルが高い合唱の皆さんに会いました。今年10月にあった文化フェスティバルに向けて、数ヶ月間頑張って日本語、フランス語とラテン語の曲を練習していました。最初はメンバーのレベルが非常に高くて、追いつくには時間がかかりましたが、舞台に立った時、チームで感情を込めた歌を発表することができて非常に幸せに感じました。

 文化フェスティバルが終わりましたが、現在はまたソロと合唱で歌う準備をしています!皆さんに気持ちを込めた歌を届けるまでにもう少し時間がかかりますが、それまでは今週の日曜日(12月11日)13:30からおじゃれホールで「バレエの第5回発表会」があります。そこの第2部ではラトビアとリトアニアの伝統的なダンスを見られる機会があります!まずはそこで会いましょう!

町長の登庁による公務復帰について

 本日11月29日(火)より、山下町長が登庁による公務に復帰しました。
 コロナウイルス感染症の抗原検査キットによる検査の結果、陽性判明のため11月24日(木)より自宅待機(在宅執務)をしていましたが、療養期間の経過および昨日の抗原検査キットによる検査の結果、陰性が確認されましたので、登庁による公務に復帰しました。

【町長からのコメント】
 このたびは、町民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしまして、申し訳ありませんでした。
 今後も感染対策に努め、町政運営を進めてまいりますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

【問い合わせ】
総務課庶務係 電話2-1121

町長の新型コロナウイルスへの感染について

新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットによる検査の結果、令和4年11月24日(木)に陽性が判明しましたので、お知らせします。

【経過等について】
11月23日(水)出張よりANA1891便で帰島
        午後末吉自治会に出席
11月24日(木)役場登庁後、抗原検査キットにより陽性判明
       現在自宅療養中(症状は無症状です)
       公務中はマスクを着用し、感染対策をとっていました。

【町長からメッセージ】
町民の皆さんには、大変ご心配をおかけしまして申し訳ありません。
町政運営に支障が出ないよう、連絡体制をしっかりと確保し公務にあたってまいります。

【問い合わせ】
総務課庶務係 電話2-1121

Asta の日記 DAY 22「一目ぼれの温泉」

 リトアニアにはサウナの文化はありますが、温泉の文化はありません。4年前に初めて日本で温泉に入った時、マナーをよく知らなくて緊張しましたが、温泉とは不思議で、楽しいところだと分かりました。それ以来、日本で旅行をする際に、事情が許せば、いつも温泉巡りをするようにしています。とはいえ、せっかく八丈島に住んでいるのに、温泉にあまり行っていないです。それはなぜでしょうか?

 その理由は、大きく3つです。1つ目は島の温泉が熱いのではないかという心配です。以前、ある温泉で水の温度が40度を超えていたのに、温泉に頑張って入ろうとしましたが、熱くてやけどをしたことがありました。2つ目は実際に温泉が近い所に住んでしまうと何となく行かないことになってしまいます。皆さんも、温泉に行くのが手間がかかって家のお風呂にしたことがあるでしょう?3つ目は正直言いますと、人前で裸になるのがシャイになる傾向です。皆さんが私のこと知っているから、それは少し気にして、行かなかったことがあります…けれども!最近、私にもピッタリ合う八丈島の温泉に入ることができました!それは裏見ヶ滝温泉です。

 来島してから滝が見える温泉の話を聞いて、気になっていましたが、しばらくの間故障中で入ることができませんでした。その内に裏見ヶ滝温泉のことを忘れてしまいましたが、最近、たまたま道を通る時に故障中の看板が消えていることに気づきました。気になって、人の気配がない駐車場で車を止め、裏見ヶ滝温泉の下り階段を初めて歩みました。そうすると美しい温泉が目の前に現れました。木の構造と岩の壁が温泉の空間を作り、岩から流れてくる流れはぽかぽかの温泉です。この雰囲気で今すぐ入りたい気持ちになりましたが、実際に入ったのは準備をしてから次の日でした。「水は熱いのかなあ?入れるのかあ?」と心配をしましたが、数分が経ったら、全身が入ったまま自然なビューと滝の音を楽しんでいました。

 結局、裏見ヶ滝に一目ぼれしてしまって、よく行っています。そのおかげで坂上に行くことが増えて、他の坂上の魅力を探そうともしています。皆さんのおススメのスポットがあれば教えてくださいね!

Asta の日記 DAY 21 「来島1年を振り返って」

 八丈島に来てから一年が経ちました。八丈島に来る前は海外に住んだことも、日本の別の場所に住んだこともありましたが、八丈島は人生で初めての島です。人生で初めての経験で、島の一年間はどうだったか、振り返ってみたいと思いました。

1. 日本で働く

 来島する前に、リトアニアの会社で働く経験が短いながらもありましたが、日本で働くのは初めてです。日本の働き文化についてメディアや知人などから少ししか聞いていませんでしたが、ギュッと近くくっついている机、よく回る回覧、はんこや名刺の文化、企画や書類作りなどはカルチャーショックと言えるぐらい未知の世界でした。それ以外、同僚と上司との触れ方、問題の解決方法なども、分からないことがよくありました。働き文化に慣れたとはまだ言えませんが、仕事の分担、スケジュールや責任のことについてはたくさん勉強になっています。

2. 時間の流れ 

 海の中にある島ならきっとゆっくりでのんびり日々を過ごせると思っている人が多いかと思いますが、私の場合そうでもない日が多いです。確かに、買い物まで30分かかるような道もなく、「渋滞」や「2時間かかる出勤」は島で聞こえない言葉です。無駄にならない時間を皆さんが好きに過ごせることができます。時間の余裕があるからこそ、夜、仕事後で行われているスポーツや音楽の活動は平日でも多いです。それに参加しようとしている私も毎日イキイキしています。

3. 食事

 Astaの日記DAY 13を読んだ皆さんなら、もう知っていると思いますが、半年前ぐらいずっと食事に困ってきました。しかし、そのおかげで、自分の胃袋に何が合うか意識的に探してきました。結果的に揚げ物、めん類、おやつと夜遅い食事は私に合わないとやっとわかってきました。その代わりに食べられるようになりたいものを少量で一年間の間食べてきた結果で食べられる料理が結構増えました。お米も食べられるようになりました!

4. 運転

 道路を走っている金髪の人を見かけたことがあったら、それはきっと私でした。右側通行のリトアニアの運転は左側通行の日本と根本的に変わらないです。しかし、初めて八丈島で運転した時、私も隣に座っていた同僚も不安な顔で道路に出ました。とは言え、運転が好きな私は運転しやすい八丈島の道路にすぐ慣れて絶景を楽しみながら走りました。国際免許証が切れてしまう前に、東京で本物の日本の運転免許も取りました!2回も上京して、府中運転免許試験場で新品の免許を手に入れて、島だけではなく、日本中で運転しています。

5. 日本語

 八丈町で毎日、日本語だけを使う生活をしているおかげで、来たばかりの時に比べて上達しました。もちろん、日本語で分からない、言えないことはまだありますが、そういう時はなるべくドンマイの考え方で優しい日本語で再チャレンジしています。そういえば、島に来て、初めて5年間ずっと使ってきたおかしい日本語を直してくれた人もいました。例えば、私の好きな「そうだ」は「そうよ、そうだよ」を意識的に使うようになりました。

6. 気候

 常春の島だと言われている八丈島はその名前の通りだと思います。しかし、雨と風が多い日々に慣れるのは時間がかかりました。数回ひどい雨に濡れてから反省して、1時間ごとに天気予報を見たり、予定を工夫したりすることを学びました。「天気が悪い日」があるとしても家の中でリラックスできる時間が取れるので、雨の日もいいと思えるようになりました。どちらかというと雨の日より、ずっと晴れで、熱い夏の日々の方が我慢できない天気になっています…

7. 趣味

 島ですることがいくらでもあります。畑、釣り、山登り、海の遊び、スポーツ、音楽、アートやハンドメイド・クラフトなど、好きなことをやって、発表している島民はこの島の生命力でもあります。来たばかりの時、今までやってきたダンスとスキーは難しくなったので、やることがなくなりました。しかし、休みの時間をそれぞれ楽しく過ごしている人が多く、その中に入れてくれたことで私も新しい好きなことをたくさん見つけました。一年たって、私の趣味のリストはこうなりました:1.散歩2.シュノーケリング3.卓球4.歌とダンス 5.読書。

 この一年間の島暮らしは毎日を大事に思っています。私の日常が問題なく、スムーズ、心配せずできたというわけではありません。いっぱい間違えて、勘違いして、やり直して、再チャレンジして、また失敗して、周りに頼りや助けられながら進めてきました。苦労した部分も幸せな部分も私を成長させた経験です。これからも前向きに前に進んで、よりいい島生活を体験していきたいと思います。次の目標はクレジットカード作り!

Asta の日記 DAY 20 「私の鎧」

 今月の15日に飛行機に乗って東京に行った。ミス八丈島の仕事で板橋区民まつりに行くことになって、まつりでは主に3つの仕事があった。①まつりの開会式に町長と一緒に出席すること、②新聞の取材、③八丈島物産展でお客さんにアピールして八丈島に興味をもってもらうことだった。1ヵ月前、愛らんどフェアで同じような物産展に出席したから、今回はどんな感じになるか想像できた。

 2日間で開会式も新聞の取材も無事に終わって、八丈島の物産展にいった。ブースまで来てくれたお客さんはだいたい販売されている商品、八丈島かミス八丈島に興味を持って近寄ってくれていた。その時、相手の興味を聞きながらブースに並んでいる特産品を勧めたり、観光の見どころの案内や観光の説明等をした。今まで島のことを知らなかったお客さんがけっこうきてくれたから、紹介できることがたくさんあった。それに、愛らんどフェアと違って今回は黄八丈で島をPRすることができた!島外のイベントで黄八丈を着ると戦士が鎧を着るように、まだ磨けるところがあるとしても、島のPRという戦いでは負けない気分になりきる。だから、イベントの状況が許せばミスは黄八丈を着ることにしている。

 しかし、今回黄八丈を着ることにはチャレンジがあった。現場の着替え室には着付けに不可欠な鏡を用意することが困難だった。それを事前にわかっていたので仲間と二人で着物を着ることにしたが、やはり心配していた。当日、着替え室に行ったら、机、いす、ホワイトボードぐらいしかなかった。普通の会議室。仲間を待っている間に、どうやって着物を着るかと悩みながらホワイトボードが少しだけ反射していることに気づいた。それを活かして、仲間の到着までに、ホワイトボードを見ながら着付けを始めた。最初は順調にいけたが、着物の長さ、真ん中の線、エリの位置等の調整に困っていた。ありがたいことに仲間がすぐに来て、私に手伝ってくれた。どうにか、二人で長さと真ん中を調整でき、残りのステップをクリアしてイベントに行けた。

 今まで練習していた環境は必要なものが全部揃っていたけれども、鏡がなくて一人で着付けをするのがまだ私には難しかった。仲間とのチームワークのおかげで着物を綺麗に着れてイベントに参加できたが、次は余裕を持つためにプランB、C、D等をしっかり持って、黄八丈の鎧を着る儀式をスムーズに行いたい。