新型コロナウイルス感染症の感染発生状況の発表について

政府対策本部の決定による「with コロナに向けた政策の考え方」により、新型コロナウイルス感染症患者の全数届出が全国一律に見直され、次の方々に限定されることとなりました。

  • 65歳以上の方
  • 入院を要する方
  • 妊婦の方
  • 重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ治療薬または、酸素投与が必要な方
    ※入院や重症化リスク・治療については、医師の判断になります。

これまで東京都からの情報に基づき八丈町での発生状況を発表していましたが、上記以外の感染者については感染者総数のみが都に報告され、区市町村別の新規感染者数を把握することができなくなりました。このため、八丈町での感染者数の発表は終了いたします。
ご理解の程よろしくお願いいたします。
東京都全域での感染者数等については、都のホームページをご覧ください。

引き続き、新型コロナウイルス感染症対策にご協力をお願いいたします。

【問い合わせ】
総務課庶務係 電話2-1121

Asta の日記 DAY 17 「アスタの毎日散歩」

Labas、 こんにちは。

 私は歩くのが好きです。リトアニアにいた時、散歩することは私の毎日の習慣でした。外に出ると体だけではなく、頭と心までリフレッシュできていました。きっとすぐ隣にあった数十キロも続いている松の森林はそれに大きな影響を与えました。八丈島に来てから森の中の散歩をできなくなりましたが、八丈島にしかない景色を思い切って味わっています。

 島に来たばっかりの時は歩いて生活をしていました。車や自転車がなくても、歩いて島を知る事は非常に楽しかったです。道に迷ったり、今まで見たことがなかった風景を発見したりすることで島の地図が頭の中で少しずつ出来上がりました。歩きやすい道もあり、坂を上っていけない道もあり、またはUターンして、行きたい方向と全然違ったりする道もありますね。それでも、八丈富士と三原山はいい目印になり、時間がかかっても自分の居場所を把握できます。この二つの山と横側から見える海は島ならの景色で、私の目をいつも楽しませてくれます。どんな方向に行っても絶景で、気持ちいいです。

 普段は自然の中で歩きますが、たまに町の奥、住宅がある所にも行きます。その時あるものを見かけたら、気持ちよくなります。それは、挨拶の看板です。書かれている言葉は看板によって変わりますが、「笑顔で挨拶しましょう」というメッセージが私は気に入っています。看板の言う通りにしたら、同じ道を歩いている人が「知らない人」から「私と微笑みながら挨拶してくれた人」になって、気づかない内に一日は前より明るくなります。というわけで、道で出会った人と挨拶することが散歩の楽しみの一つです。

 しかし、私の散歩姿を見た人からは、私があまり楽しめていないように見えるときもあるようです。それはおそらく、私が車の音や、視線が気になっている時だと思います。
 外国人の私の姿は、人通りの少ない八丈島では(もしかしたら日本の他の場所でも)目立ってしまいます。そんな時は、道端で見かけるイタチのようにササっと隠れる…まではしませんが、ポッドキャストや音楽を聴きながら、前に集中して、他のことを考えずに歩きます。「車で通った時、アスタに挨拶しようと思ったが、少し怖い顔をしたからやめた」と言われたこともあります。でも、誤解しないでくださいね。声をかけてもらえたら嬉しいですよ!

 私の日課の散歩を八丈島でもすることで、新しい人、自然との触れ合いが広がりました。これからも歩き続けて、リフレッシュや近所の人と仲良くなっていきたいなと思います。もし私を見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!

IKI またね!

第61回 町民体育大会の中止について

新型コロナウイルス感染防止の観点から、今年度の町民体育大会は中止とします。

【主催】各地域実行委員会
【問い合わせ】教育課生涯学習係 電話 2-7071
       各出張所(大賀郷地域は八丈町総務課庶務係)

Asta の日記 DAY 16 「9月1日は新年度?」

Labas、 こんにちは。

 明日からまた学校が始まりますね!

 夏休みが明けるのは嬉しいですか、悲しいですか?16年間リトアニアの教育制度で過ごしてきた私は、両方の気持を感じたことがあります。小さい頃は夏休みが長く感じて、早く学校に戻りたい気持ちが強かったです。けれども、年を取れば取るほど「休みがもう少し長く続いてほしい」気持ちが増えていきました。とは言っても、どちらの気持ちになるかは、夏休みの過ごし方次第でした。

camino entre el campo de flores amarillas
UnsplashのRaquel Pedrottiによる写真

 八丈島の夏休みと言えばやはり海ですね。身近にある海は暑い日々からの救いになります。海遊びは夏休みの大きな一部だとしても、他にもやることがたくさんあります。だいたい1ヵ月半の間授業が行われませんが、部活動、宿題や他の課題があり、完全に学校から離れることはありません。一方、リトアニアの夏休みは6月中旬から始まり9月1日まで続きます。日本に比べて+1月の休みになります。2ヵ月半の間学校は休みになり、部活動も、宿題もありません。では、その期間子供は何をしていると思いますか?

 普通の日常生活にある友達、趣味、外や室内遊びの過ごし方以外、リトアニアには大きく三つの夏休みの過ごし方があります。一つ目はサマーキャンプです。サマーキャンプはリトアニアで非常に人気があり、子供は興味がある分野(自然、宇宙、音楽、スポーツ等)を選んで、集中して取り組むプログラムや一週間泊まり込みのキャンプに参加します。サマーキャンプの場所は国内、国外の両方があります。夏休みの間2~3つのキャンプに参加することも珍しくありません。二つ目に、日本と同じように数週間祖父母宅で過ごすことも一般的です。地方にあるおじいさん、おばちゃんの家に行ってそこでのんびり時間を過ごしています。最後に、夏休みは子供が長く休める時期だとは言え、親も長く休む傾向があります。2~3週間の休みを取って、家族で旅行したり、サマーハウスに行ったり、水遊びしたり、友達と過ごしたりすることが多いです。どれにしても、夏の間イキイキとした雰囲気がよく感じられます。

grupo de mujeres de pie en el campo de hierba verde durante el día
UnsplashのArtem Kniazによる写真

 しかし、どうしてリトアニアの夏休みはそんなに長いのでしょうか?私もそれを疑問に思ったことがありますが、その理由は気候にあるのではないかと思います。昔からリトアニアは9月の初めから5月ぐらいまで寒い季節でした。春は自然が目覚めて、気候が暖かくなってくるけれども、夏に入ってから本当の盛りになります。日々が長くて、暖かくなって農業に適した季節です。農業の収穫で忙しい夏の間に子どもたちの手を借りて、家の手伝いをさせることが多かったのです。秋が近寄ると少しずつ寒くなり、収穫の仕事を終え、少しずつ室内の生活に戻ります。昔の生活を決めていた気候は今もあまり変わらず、同じサイクルを繰り返しています。寒い時期を乗り越えるために食糧を貯える必要はなくなったけれども、夏の間に心や体をチャージする必要は残っています。寒いと暑いの間にある秋は自然と社会的な区切りになります。そして9月1日が代表的な変化の区切り点になっています。

 日本は4月になると学校も社会も新年度に入ります。リトアニアには、公式な「年度」という考え方はないのですが、夏休み明けの9月1日が学校としては新年度の始まりとなり、進級や進学の時期です。学校の年度に合わせて9月1日が社会的にも新しいスタートを切るタイミングになっています。日本の子供もリトアニアの子供と同じように秋から学校に戻ります。リトアニアでは新年度、日本では新学期が始まります。今、私は暖かい八丈島にいるので、あまりリトアニアの新年度の雰囲気にはなっていませんが、今年は皆さんと一緒にゆっくり、急がず夏っぽい9月を楽しみます。

また今度、IKI!

八丈町議会議員選挙 立候補予定者説明会

◎立候補予定者説明会

八丈町議会議員選挙について、立候補予定者説明会を、次のとおり開催します。

※書類の配布、関係機関等による説明事項がありますので、立候補を予定している方は、できるだけ説明会にご出席ください。(代理人の出席可)
出席できない場合には、選挙管理委員会事務局(総務課内)へまずご一報ください。書類配布などについてご相談します。
※感染症対策のため、出席者は1陣営につき2名までとし、マスクの着用など感染症対策へのご協力をお願いします。

【日時】
令和4年8月30日(火)午後1時30分から

【会場】
八丈町役場 2階 大会議室

◎立候補の届出

【日時】
令和4年10月11日(火)午前8時30分から午後5時まで

【会場】
八丈町役場 2階 大会議室

【問い合わせ】
八丈町選挙管理委員会事務局(総務課内) 電話2-1121

Asta の日記 DAY 15 「私と水遊び」

Labas、 こんにちは! 

 2022年の夏は私がシュノーケリングに出逢った夏です。八丈島に住んでいる人々にとってはシュノーケリングが一般的な海遊びなのではないかと思いますが、島に来るまでにそのような遊び方については「存在している」ぐらいしかわかりませんでした。だから、自分が初めてシュノーケリングをしたことは忘れられないほど刺激的な思い出になりました。

 ある天気のいい朝、底土港に行きました。浜辺に着いたら、友達が堤防を歩きだして、いきなり深いところから(想像していた砂浜ではなく)海に入ることになりました。想定外の展開に驚かされ、溺れないのかな?波に沖へ流されたらどうしよう?という心配や不安な心で堤防から水面を見つめていました。救いは、ダイビングをしたことがあったので、海中で呼吸する感覚を少し持っていたことです。それだけが少し心を静まらせて、何とかなると思いながら、勇気を振り絞ってゆっくり堤防の階段から海に入りました。

 顔を浸したら、不安の気持ちがびっくりに入れ替わりました。ダイビングと違って、水中を上から見下ろすように幅広く見えました。ダイビングの時、近くから生き物を見ていましたが、今回は全体の流れと様子が手にとるようにわかりました。その中では特に素敵だと思ったのが、広く伸びている緑や灰色のサンゴでした。色々な形を作り、拡散しているサンゴはまるで一つの大きく咲いている海の花に見えました。たまに光に当てられた部分は更に全てを鮮やかにしました。魚の後を追ううちに、あっという間に時間が経ちました。

 小さい頃から森に囲まれた湖や川、たまにリトアニアの海で遊んでいた経験の中ではそこまで水の世界を知る機会がありませんでした。一般的な水の遊びとしては、水着を着て、水に入って自分の手足を使いながら水を横切って水泳することでした。息を止めて、目を閉じたまま潜ることもありましたが、数秒後、もう一度顔を出します。10~30分が経ったら、また岸に戻って日光浴したり、バーベキューしたり、本を読んだり、ボールやトランプで遊んだりすることも多かったです。ウェットスーツ、フィンやゴーグルを着けている人の姿、シュノーケリング、ダイビング、そのような泳ぎ方をしている人は八丈島に来るまで見たことがありませんでした。

 八丈島とリトアニアの水遊びにはそれぞれの特徴があると感じるようになりました。ダイナミックな八丈島では海の命に触れ合うことができました。ゆったりで穏やかなリトアニアの水遊びは体と心を休ませてくれます。遊び方は違っても、水と親しむ文化がどちらにもあります。チャンスがあれば両方試してみるのはどう?

また今度、IKI!

八丈町消防団では、一緒に活動してくれる仲間を募集しています

【入団資格】年齢18歳以上で八丈町に居住されている方

【消防団とは?】
普段は自らの本業を持ちながら、火災や風水害といった有事の際に町消防本部と協力して、消火・予防活動を行う消防団は、地域防災力の要です。近年、消防団員数は減少傾向にあり、将来の担い手となる消防団員の確保に取り組んでいます。

【消防団員の処遇】

  • 年額報酬
    その階級に応じて報酬が支給されます(機能別団員を除く)。
    基本団員の場合:36,500円~(年額)
  • 出動報酬
    災害出動、警戒、訓練、研修等、1回あたり数千円支給されます。
  • 退職報奨金
    消防団員として5年以上在団した際に、勤務年数および階級に応じて支給されます。
    団員5年の場合:20万円~
  • 公務災害補償
    消防団の活動中の事故による死亡や負傷に対して、補償制度があります。

【入団および消防団に関する問い合わせ】
入団を希望される方、その他、お気軽にお問い合わせください。
八丈町消防本部 管理係 電話 2-0119

Asta の日記 DAY 14 「三原山と巨人の神様」

Labas、 こんにちは。 

 八丈島に住み始めた時、目に飛び込んでくる八丈富士、三原山、海と八丈小島の中で、すっと背伸びをしているような三原山はもっとも目立っていました。リトアニアには山がないこともありますが、毎日通勤の道を通ったら三原山は私の印象に強く残り、登ってみたいという気持ちが湧きました。しかし、もう一つの忘れてはいけない八丈島の山である八丈富士が三原山の先に私を3回も登らせました。島に来て半年が経った7月の終わり、三原山を眺めるだけの私に、ついに友達と三原山に登山するチャンスが来ました。

 天気のいい土曜日の朝三人のチームで坂上に向かって、大坂トンネルを抜けたらすぐ左の道に曲がって、「三原山登山道入口」の目印があるところから三原山を登り始めました。三原山は濃い霧に包まれていました。細かい階段、霧と近くに生い茂る植物は、上か下か、二つの方向にしか進めない環境を作っていました。最初は小さな階段の道が登りやすかったですが、途中からいきなり道を防いでくる植物はまさにジャングル。

 頭を守りながら慎重に進むと灰色の霧に包まれた空が見えてきました。ここはもう山頂なのかなと思ったら、三原山の石碑は30分先の道にありました。ようやく「三原山山頂700.9m」に着いたら、霧で何も見えない中でここが本当に山なのか確認するため、大きな声で「ヤッホー!!!」と叫びました。すると山から私たちの声がやまびことなり戻って来てくれました。その時ドキドキしながら初めて三原山に登った達成感を味わうことができました。

 帰りも霧の中、道が分かりにくくて、滑らないようにずっと足元を見ていました。少し頭を上げて回りを見ようとしたら急に目の前にあった霧が晴れて、三原山がパーと顔を出しました。びっくりして、友達に「皆見て、山が見えるよ!」と言いました。ずっと霧の中にいたせいかわかりませんが、晴れた景色に圧倒されました。そして山の風景を眺めているうちに少し変わった凸凹に気付きました。よく見ると、その山は眠っている巨人の顔に見え、私は「三原山には巨人がいる」と友達に声を掛けましたが、友達は「山の神様みたいね」と私に言いました。

 同じ景色を見ても表す言葉のチョイスは文化の違いなのかなぁと面白く感じ、リトアニアには巨人、日本には山の神様がいることがわかりました。ぐっすり眠っている巨人の神様を起こさない方がいいと思ったら、私の考えが読まれたように、神秘的な霧がまた降りてきて、巨人の神様の顔を隠しました。私たちも山を降りることにしました。

 霧で思うように景色は楽しめませんでしたが、トトロの世界を思わせる植物のトンネルや階段、友達と一緒に過ごせた時間、ふいに出会った巨人の神様は、私にはとても素敵な体験になりました。

 私はまた三原山に登ろうと思います。今度はきれいな景色と何がおきるか楽しみに。

また今度、IKI!