企画財政課」カテゴリーアーカイブ

第3回末小エコツーリズムカレッジを開講します

 八丈島の「宝」となる魅力を島民の皆さんと一緒に「再発見」しようという試みから、「末小エコツーリズムカレッジ」が昨年10月に始まりました。
 第3回は八丈島の『海』でいま何が起きているのか!? 海好き・釣り好き・魚好き
 誰でも楽しめるイベントです。ふるってご参加ください。

テ ー マ:八丈島の海と魚たち
講  師:東京都島しょ農林水産総合センター 八丈事業所長 堀井善弘氏
日  時:3月9日(土)  午後2時から2時間程度
会  場:末吉多目的交流施設 ミーティング室
対  象:八丈島の魅力に興味のある方ならどなたでも(事前申込不要)
主  催:八丈町・地域おこし協力隊・八丈島エコツアーガイド協会

【問い合わせ】
企画財政課企画係 電話 04996-2-1120

【大好評につき12/28(木)まで延長】「温泉で顔パス」実証事業への登録申し込みについて

「温泉で顔パス」実証事業の登録は企画財政課窓口(町役場2階18番窓口)で引き続き行っています。希望される方は以下をご持参のうえお越しください。

登録受付は12月28日(木)までです。(パスの使用は2月末まで)

⃝ご本人確認資料(運転免許証もしくはマイナンバーカードほか)
⃝ご利用料金(現金のみ)
  小学生、島内在住の70歳以上の方……1,000円
  それ以外の方……………………………………3,000円

◎対象施設 町営温泉施設「ふれあいの湯」および「やすらぎの湯」
◎実施期間 12月1日(金)〜 令和6年2月29日(木)の3カ月間
※実施期間において、対象温泉施設が入り放題になります

【問い合わせ】
企画財政課企画情報係 電話 2-1120

第2回末小エコツーリズムカレッジを開講します

 八丈島の「宝」となる魅力を町民の皆さんと一緒に「再発見」しようという試みから、「末小エコツーリズムカレッジ」が10月に始まりました。第2回は八丈島の冬の風物詩である「クジラ」をテーマに、クジラの生態や驚くべき繁殖行動の数々などを楽しく学べる講座です。
 ふるってご参加ください。

テ ー マ:八丈島にやってきたクジラ
講  師:東京海洋大学鯨類学研究室 中村 玄 助教
日  時:11月25日(土) 午後2時から2時間程度
会  場:末吉多目的交流施設 ミーティング室
対  象:八丈島の魅力に興味のある方ならどなたでも(事前申込不要)
主  催:八丈町・地域おこし協力隊・八丈島エコツアーガイド協会

【問い合わせ】
企画財政課企画情報係 電話 2-1120

第1回末小エコツーリズムカレッジを開講します

 八丈島の「宝」となる魅力を町民の皆さんと一緒に「再発見」しようという試みから、末吉多目的交流施設(旧末吉小学校)で「末小エコツーリズムカレッジ」を開催します。
 今年度は3回開催予定しており、わいわい楽しく八丈島の魅力をみんなで再発見していくワークショップです。
 ふるってご参加ください。

テ ー マ:食から見える八丈島
ファシリテーター:文教大学 海津ゆりえ教授
日  時:10月28日  午後2時から2時間程度
会  場:末吉多目的交流施設 ミーティング室
対  象:八丈島の魅力に興味のある方ならどなたでも(事前申込不要)
主  催:八丈町・地域おこし協力隊・八丈島エコツアーガイド協会

【問い合わせ】
企画財政課企画情報係 電話 2-1120

Asta の日記 DAY 38「最後の日記」

 八丈島の国際交流員として約2年間八丈町役場に勤めて、7月31日をもちまして国際交流員を退任することとなりました。在任中様々な形でリトアニアと八丈島を結ぶ交流を行ってその内の一つは「Astaの日記」でした。日記はリトアニアと八丈島の違い、八丈島に住んで体験した、感じたことを伝えられるところとなっていました。日記を読んでくれた皆さんありがとうございました!DAY38は「Astaの日記」の最後の記事になるため、八丈島で得た大切な思い出・学び事そして成長したことについて書きたいと思います。

海】

 私は今までたくさんの川、湖、海で泳いだことがありました。水で泳ぐことは夏の主な楽しみで、自然の中で体をリフレッシュできることが大好きです。しかし、八丈島に来て、新しい「海を見る」という水の楽しみ方に会いました。シュノーケリングの道具を持って、顔を海に入れて水中の生き物と一緒に泳ぐ楽しさを知って世界そのものが一気に広がりました。

【新しいことに挑戦】

 子供頃ダンスを習った時期がありましたが、それ以外のスポーツなどをあまりやったことがありませんでした。その機会はまさか20代になってから、八丈島で訪れるとは思いませんでした。活発的な人が多い八丈島には色々なサークルがあり、私は太鼓、バドミントン、卓球、フットサル、バレーボール、野球、シュノーケリング、ダイビングまでやってみることができました。どんな分野もメンバーが歓迎してくれて言語が通じない時でも一つひとつ教えてくれたことには感謝しています。何かをやってみたい気持ちがあったら地域の活動にとりあえず参加することを勧めます。

【歌】

 子供の頃から歌手になるのが夢でした。けれども、シャイだったり、機会が無かったりすることでほとんどの歌は私の部屋を出ませんでした。音楽が好きな八丈島の皆さんは私の「歌いたい」に向き合って一緒に歌う場所を作ってくれました。歌を通してたくさんの幸せな思い出ができて最高です。

運転】

 大阪大学で留学していた頃、ある日キャンパスの近くに車を運転している外国人の女性を見かけました。その女性は私が日本で初めて見た運転している外国人の方でした。非常に珍しくて、カッコよかったです。そしてまさか、3年後、私も日本の運転免許を手に入れて、数少ない日本で運転している外国人の一人になると思いませんでした。複雑な試験や手続きに時間がかかりましたが、代わりに自由に日本を車で周れることが嬉しいです。

【ミス八丈島

 八丈島を代表する立場、ミス八丈島になれたことは八丈島での生活を満喫できた大きな理由の一つだと思います。島に関する知識を深め、黄八丈の着付けを学び、島の大きなイベントに参加し、島外の人まで島の魅力を伝えることができて、最初から最後までとても楽しい仕事でした。知らないことや難しいこともありましたが、毎回乗り越えたチャレンジはおもいもかけない成長に繋がりました。皆さんと共に島をPRできてよかったです!

【交流】

 八丈町の国際交流員として母国のリトアニアと八丈島を繋げるリンクを作りたい気持ちが強かったです。そのリンクを作るためにまずは八丈島の皆さんを知る事を心がけていました。仕事とプライベートで色々な人々と関わっている内に八丈島のイメージが頭の中に出来上がり始めて、同時に私を通してリトアニアに興味を持ってくれた人も現れました。交流は一人で作ることではなく、お互いで話して、興味を持って、違う所を受け入れて一緒に新しい思い出を作ることで出来ることだと思います。

 八丈島での数えきれない貴重な思い出や経験はこの日記ではとても書き切れません。日記はこれで最後となりますが、これからも八丈島との縁を活かしてたくさんの人と交流を続けて、語り合いたいです。今までありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いします!

Asta の日記 DAY 37「鐘の秘密」

 皆さん、朝の7時に鐘の音を聞いたことありませんか?坂下に住んでいる私は毎朝どこからか響いてくる鐘の音が聞こえます。この鐘の音は、お寺の儀式的なものだとずっと思っていましたが、本当にそうなのか……

 ある日曜日のことです。朝のお散歩で普段は行かない三根地区にあるお墓のエリアを通ろうと思いました。少しだけ怖くて、墓地の端っこを歩いていたその時です。お墓の雰囲気に合わない、運動服を着た人がどこかに急いで歩いています。気になって後をつけると次々運動服を着た人々が現れ、お寺の広場に集まりました。どう見てもこれから何かのイベントが行われそうなところでしたが、私にとって墓地は亡くなった人が休む場所で、お墓参り、お墓掃除、葬式、だいたいこの三つの目的以外墓地に行くことがありません。だから、混乱や関心の気持ちを感じながら近くの人に聞いてみたらイベントではなく、皆さんがラジオ体操をしに集まっていました!

 リトアニアにはラジオ体操がなくて、似たような国家体操もありません。ラジオ体操の存在を初めて知ったのは来日してコロナ政策のためホテルで2週間隔離したきっかけでした。オリエンテーションの種類に「おすすめの体操」だと書いてあって、運動不足を感じたため毎日やっていました。しかし、まさか八丈島にもこんな珍しいところで毎朝6時45分に地域の人がラジオ体操をするとは思いませんでした。せっかくだから、自分も参加させていただき、前の人を見て真似しながら体を伸ばしました。腕をきちんと曲げていなかったり、違う方向にやってしまったりしましたが、そういうのを全く気にせず、気持ちよくラジオ体操第1と第2を皆でやりました。

 体操が終わってから皆さんがmyカレンダーをポケットから出して、今日の日付に参加証明書になる可愛いシールを張ってもらっていました。何日間も連続にシールが続いているカレンダーを見たら、歯磨きを始めた子供の頃を思い出し、このシステムは新しい習慣を身に付けたい時にモチベーションと達成感を強化するには効果的だと思いました。

 その後解散にならず皆さんはまたどこかにぞろぞろ向かいました。もちろん私も付いていきました。目的地はすぐそこにあるお寺の鐘でした。一人ずつ階段を上って鐘の周りに並びました。ラジオ放送を聞いて、7時になる前の「ピ、ピ、ピ―」の音に合わせて、7時ピッタリに鐘が打たれました。集まったメンバーは順番に鐘を打ち続けて私も一つ「トン」を鳴らして願い事をしました。

 こういう風に朝の7時に鳴る鐘の謎が解けて素敵な一日の始め方も知りました。毎日雨、台風にも関わらずラジオ体操が行われ、その後鐘を鳴らしている人にインスパイヤされました。今後も朝早く起きられたらまた皆さんと体を動かしたいと思っています。皆さんも気になったら是非ラジオ体操と鐘の朝を経験してみてください!

移住者向け「引っ越し手続き一覧」の配布について

 八丈島へ移住される住民へ向けての資料として「八丈町に引っ越しされた時の主な手続一覧」を作成し、配布をはじめました。
 配布時には特製クリアーファイルに入れてお渡しし、利便性の向上を図っております。

特製クリアーファイル

 「八丈町に引っ越しされた時の主な手続一覧」については、八丈町のホームページでも公開しております。
https://www.town.hachijo.tokyo.jp/iju/7th.html

【問い合わせ】
企画財政課企画情報係 電話 2-1120

Asta の日記 DAY 36「THE日本」

 6月10日の朝早起きして、1時間以上の散歩に出かけました。途中から雨が降ってきて、目的にしていた底土港にたどり着かず、服が濡れたまま家に帰ってきました。天気予報を確認せず出かけたので、しょうがないことでしたが、このまま楽しみにしていた9時から始まる田んぼまつりは延期になると思って何かをする元気がなくなっていました。その元気を取り戻したのは防災無線の田んぼまつり(田植え)は予定通りに行うというお知らせでした。


 私にとって田植えは「THE日本」の一つです。日本中で田んぼを見かけ、お米がスーパーで販売され、多くの人の食事になっています。リトアニア人もお米を食べますが、ほとんどは輸入され、私はリトアニアで田んぼを見たことありません。お米の育て方もよく分からなくて、防災無線のニュースを聞いたら「よっしゃー!THE日本【田植え】を体験しよう!」と思いました。


 会場に来てすぐ気づいたことがありました。普通のお祭りだとお客さんが中心にならなくても、雰囲気を楽しめればいいのですが、田んぼまつりの面白い点はお客さんがお祭りの主役になって、自らお祭りを行うことです。開会の挨拶を聞いてから、まず皆さんが田んぼに入りました。裸足で田んぼの中に入ったとたん足が沈み、ぬちょぬちょしてビックリしました。底が見えなくて、何を踏んでいるか分からなくて、不安でした。隣の人が「大丈夫大丈夫、安全だよ、ゆっくり歩いて」と応援してくれたおかげで新しい感覚に慣れようとしました。全員が田んぼの中に入ったら、約60人が1列に並び、田んぼの両側にいるスタッフが縄を張りました。縄に沿って合図に合わせて苗を植えてから一歩さがって、同じ作業を繰り返しました。7回ぐらいしたら、ワクワクが落ち着いてきて、飽き始める子供もいました。幼児の気持ちを私もよく分かって、やることが簡単とはいえ、皆でペースを合わせて作業するのは思った以上時間がかかっていました。私は作業と作業の合間に隣の仲間と話したり、田んぼを眺めたり、自然を楽しむことで時間を楽しく過ごそうとしました。

 諦めず頑張って作業をしたら、1時間半で田植えを終えることができました。手足の泥を近くの水道で洗ってからよく頑張った祝いに参加者に配られていた新鮮な八丈島産ジャガイモを食べに行きました。味はリトアニアのジャガイモにそっくり、めっちゃくちゃ美味しかったです!そして芋をバターで食べることが好きな私はたくさんの人がマヨネーズを付けてジャガイモを食べる姿に驚きました。

 この新しい発見と「THE日本」の田植えができたことは、より深く日本の文化を知るきっかけになりました。苗は育ていくところを見守ってあげないとですね。