Astaの日記」カテゴリーアーカイブ

Asta の日記 DAY 18「リトアニア人のミス八丈島」

Labas、 こんにちは。

 八丈島に住み始めた時、島のことをまだほとんど知らなかったです。島民の一人として、八丈島の国際交流員としてそれはいかんと思って、島のリズムを知るため、たくさんの人と話したり、私が好きなスポーツや音楽をしたり、島を探検したりしました。

 その内に徐々に自分の中で八丈島のイメージが出来上がって、立派な自然と人の島を発見しました。けれでも、島のことを島外の人と話したら、八丈島を分かる人が少ないことに気づきました。それは私の母国のリトアニアの状況に似ていました。八丈島もリトアニアももっと色々な人に知ってもらいたいと思って機会が現れたら両方の話を人に話そうとしていました。

 5月に、机の上に「次のミス八丈島の応募」の回覧が来たら、「あれ、これってチャンスじゃない?」と思いました。更に島を深く知るチャンスだけではなく、私が住んで見つけて来た特別な八丈島をもっと色々な人に知らせるチャンスに見えました。応募条件は島を好きで、笑顔で島をPRする人です。条件を満たしているか?満たしています!やりたい?やってみたいです!それで応募しました。7月28日に発表会で皆さんに挨拶して、8月1日から正式に第67代ミス八丈島になりました。

 8月から黄八丈の着付けや島外のイベントの準備を始めました。実際にイベントで黄八丈を着てたくさんの人々と八丈島について話したら、島の魅力を伝えるやりがいを感じました。島生まれ島育ちではない私はどうしてもわからない島の面もありますが、多くの観光客に島を知ってもらい、来てもらえるようにたくさん勉強して、楽しみながら取り組みたいです。皆さんも自分が知っている八丈島について教えてくれたら嬉しいです。私たちが体験している八丈島をたくさんの人にも経験してもらいましょう!

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 17 「アスタの毎日散歩」

Labas、 こんにちは。

 私は歩くのが好きです。リトアニアにいた時、散歩することは私の毎日の習慣でした。外に出ると体だけではなく、頭と心までリフレッシュできていました。きっとすぐ隣にあった数十キロも続いている松の森林はそれに大きな影響を与えました。八丈島に来てから森の中の散歩をできなくなりましたが、八丈島にしかない景色を思い切って味わっています。

 島に来たばっかりの時は歩いて生活をしていました。車や自転車がなくても、歩いて島を知る事は非常に楽しかったです。道に迷ったり、今まで見たことがなかった風景を発見したりすることで島の地図が頭の中で少しずつ出来上がりました。歩きやすい道もあり、坂を上っていけない道もあり、またはUターンして、行きたい方向と全然違ったりする道もありますね。それでも、八丈富士と三原山はいい目印になり、時間がかかっても自分の居場所を把握できます。この二つの山と横側から見える海は島ならの景色で、私の目をいつも楽しませてくれます。どんな方向に行っても絶景で、気持ちいいです。

 普段は自然の中で歩きますが、たまに町の奥、住宅がある所にも行きます。その時あるものを見かけたら、気持ちよくなります。それは、挨拶の看板です。書かれている言葉は看板によって変わりますが、「笑顔で挨拶しましょう」というメッセージが私は気に入っています。看板の言う通りにしたら、同じ道を歩いている人が「知らない人」から「私と微笑みながら挨拶してくれた人」になって、気づかない内に一日は前より明るくなります。というわけで、道で出会った人と挨拶することが散歩の楽しみの一つです。

 しかし、私の散歩姿を見た人からは、私があまり楽しめていないように見えるときもあるようです。それはおそらく、私が車の音や、視線が気になっている時だと思います。
 外国人の私の姿は、人通りの少ない八丈島では(もしかしたら日本の他の場所でも)目立ってしまいます。そんな時は、道端で見かけるイタチのようにササっと隠れる…まではしませんが、ポッドキャストや音楽を聴きながら、前に集中して、他のことを考えずに歩きます。「車で通った時、アスタに挨拶しようと思ったが、少し怖い顔をしたからやめた」と言われたこともあります。でも、誤解しないでくださいね。声をかけてもらえたら嬉しいですよ!

 私の日課の散歩を八丈島でもすることで、新しい人、自然との触れ合いが広がりました。これからも歩き続けて、リフレッシュや近所の人と仲良くなっていきたいなと思います。もし私を見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!

IKI またね!

Asta の日記 DAY 16 「9月1日は新年度?」

Labas、 こんにちは。

 明日からまた学校が始まりますね!

 夏休みが明けるのは嬉しいですか、悲しいですか?16年間リトアニアの教育制度で過ごしてきた私は、両方の気持を感じたことがあります。小さい頃は夏休みが長く感じて、早く学校に戻りたい気持ちが強かったです。けれども、年を取れば取るほど「休みがもう少し長く続いてほしい」気持ちが増えていきました。とは言っても、どちらの気持ちになるかは、夏休みの過ごし方次第でした。

camino entre el campo de flores amarillas
UnsplashのRaquel Pedrottiによる写真

 八丈島の夏休みと言えばやはり海ですね。身近にある海は暑い日々からの救いになります。海遊びは夏休みの大きな一部だとしても、他にもやることがたくさんあります。だいたい1ヵ月半の間授業が行われませんが、部活動、宿題や他の課題があり、完全に学校から離れることはありません。一方、リトアニアの夏休みは6月中旬から始まり9月1日まで続きます。日本に比べて+1月の休みになります。2ヵ月半の間学校は休みになり、部活動も、宿題もありません。では、その期間子供は何をしていると思いますか?

 普通の日常生活にある友達、趣味、外や室内遊びの過ごし方以外、リトアニアには大きく三つの夏休みの過ごし方があります。一つ目はサマーキャンプです。サマーキャンプはリトアニアで非常に人気があり、子供は興味がある分野(自然、宇宙、音楽、スポーツ等)を選んで、集中して取り組むプログラムや一週間泊まり込みのキャンプに参加します。サマーキャンプの場所は国内、国外の両方があります。夏休みの間2~3つのキャンプに参加することも珍しくありません。二つ目に、日本と同じように数週間祖父母宅で過ごすことも一般的です。地方にあるおじいさん、おばちゃんの家に行ってそこでのんびり時間を過ごしています。最後に、夏休みは子供が長く休める時期だとは言え、親も長く休む傾向があります。2~3週間の休みを取って、家族で旅行したり、サマーハウスに行ったり、水遊びしたり、友達と過ごしたりすることが多いです。どれにしても、夏の間イキイキとした雰囲気がよく感じられます。

grupo de mujeres de pie en el campo de hierba verde durante el día
UnsplashのArtem Kniazによる写真

 しかし、どうしてリトアニアの夏休みはそんなに長いのでしょうか?私もそれを疑問に思ったことがありますが、その理由は気候にあるのではないかと思います。昔からリトアニアは9月の初めから5月ぐらいまで寒い季節でした。春は自然が目覚めて、気候が暖かくなってくるけれども、夏に入ってから本当の盛りになります。日々が長くて、暖かくなって農業に適した季節です。農業の収穫で忙しい夏の間に子どもたちの手を借りて、家の手伝いをさせることが多かったのです。秋が近寄ると少しずつ寒くなり、収穫の仕事を終え、少しずつ室内の生活に戻ります。昔の生活を決めていた気候は今もあまり変わらず、同じサイクルを繰り返しています。寒い時期を乗り越えるために食糧を貯える必要はなくなったけれども、夏の間に心や体をチャージする必要は残っています。寒いと暑いの間にある秋は自然と社会的な区切りになります。そして9月1日が代表的な変化の区切り点になっています。

 日本は4月になると学校も社会も新年度に入ります。リトアニアには、公式な「年度」という考え方はないのですが、夏休み明けの9月1日が学校としては新年度の始まりとなり、進級や進学の時期です。学校の年度に合わせて9月1日が社会的にも新しいスタートを切るタイミングになっています。日本の子供もリトアニアの子供と同じように秋から学校に戻ります。リトアニアでは新年度、日本では新学期が始まります。今、私は暖かい八丈島にいるので、あまりリトアニアの新年度の雰囲気にはなっていませんが、今年は皆さんと一緒にゆっくり、急がず夏っぽい9月を楽しみます。

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 15 「私と水遊び」

Labas、 こんにちは! 

 2022年の夏は私がシュノーケリングに出逢った夏です。八丈島に住んでいる人々にとってはシュノーケリングが一般的な海遊びなのではないかと思いますが、島に来るまでにそのような遊び方については「存在している」ぐらいしかわかりませんでした。だから、自分が初めてシュノーケリングをしたことは忘れられないほど刺激的な思い出になりました。

 ある天気のいい朝、底土港に行きました。浜辺に着いたら、友達が堤防を歩きだして、いきなり深いところから(想像していた砂浜ではなく)海に入ることになりました。想定外の展開に驚かされ、溺れないのかな?波に沖へ流されたらどうしよう?という心配や不安な心で堤防から水面を見つめていました。救いは、ダイビングをしたことがあったので、海中で呼吸する感覚を少し持っていたことです。それだけが少し心を静まらせて、何とかなると思いながら、勇気を振り絞ってゆっくり堤防の階段から海に入りました。

 顔を浸したら、不安の気持ちがびっくりに入れ替わりました。ダイビングと違って、水中を上から見下ろすように幅広く見えました。ダイビングの時、近くから生き物を見ていましたが、今回は全体の流れと様子が手にとるようにわかりました。その中では特に素敵だと思ったのが、広く伸びている緑や灰色のサンゴでした。色々な形を作り、拡散しているサンゴはまるで一つの大きく咲いている海の花に見えました。たまに光に当てられた部分は更に全てを鮮やかにしました。魚の後を追ううちに、あっという間に時間が経ちました。

 小さい頃から森に囲まれた湖や川、たまにリトアニアの海で遊んでいた経験の中ではそこまで水の世界を知る機会がありませんでした。一般的な水の遊びとしては、水着を着て、水に入って自分の手足を使いながら水を横切って水泳することでした。息を止めて、目を閉じたまま潜ることもありましたが、数秒後、もう一度顔を出します。10~30分が経ったら、また岸に戻って日光浴したり、バーベキューしたり、本を読んだり、ボールやトランプで遊んだりすることも多かったです。ウェットスーツ、フィンやゴーグルを着けている人の姿、シュノーケリング、ダイビング、そのような泳ぎ方をしている人は八丈島に来るまで見たことがありませんでした。

 八丈島とリトアニアの水遊びにはそれぞれの特徴があると感じるようになりました。ダイナミックな八丈島では海の命に触れ合うことができました。ゆったりで穏やかなリトアニアの水遊びは体と心を休ませてくれます。遊び方は違っても、水と親しむ文化がどちらにもあります。チャンスがあれば両方試してみるのはどう?

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 14 「三原山と巨人の神様」

Labas、 こんにちは。 

 八丈島に住み始めた時、目に飛び込んでくる八丈富士、三原山、海と八丈小島の中で、すっと背伸びをしているような三原山はもっとも目立っていました。リトアニアには山がないこともありますが、毎日通勤の道を通ったら三原山は私の印象に強く残り、登ってみたいという気持ちが湧きました。しかし、もう一つの忘れてはいけない八丈島の山である八丈富士が三原山の先に私を3回も登らせました。島に来て半年が経った7月の終わり、三原山を眺めるだけの私に、ついに友達と三原山に登山するチャンスが来ました。

 天気のいい土曜日の朝三人のチームで坂上に向かって、大坂トンネルを抜けたらすぐ左の道に曲がって、「三原山登山道入口」の目印があるところから三原山を登り始めました。三原山は濃い霧に包まれていました。細かい階段、霧と近くに生い茂る植物は、上か下か、二つの方向にしか進めない環境を作っていました。最初は小さな階段の道が登りやすかったですが、途中からいきなり道を防いでくる植物はまさにジャングル。

 頭を守りながら慎重に進むと灰色の霧に包まれた空が見えてきました。ここはもう山頂なのかなと思ったら、三原山の石碑は30分先の道にありました。ようやく「三原山山頂700.9m」に着いたら、霧で何も見えない中でここが本当に山なのか確認するため、大きな声で「ヤッホー!!!」と叫びました。すると山から私たちの声がやまびことなり戻って来てくれました。その時ドキドキしながら初めて三原山に登った達成感を味わうことができました。

 帰りも霧の中、道が分かりにくくて、滑らないようにずっと足元を見ていました。少し頭を上げて回りを見ようとしたら急に目の前にあった霧が晴れて、三原山がパーと顔を出しました。びっくりして、友達に「皆見て、山が見えるよ!」と言いました。ずっと霧の中にいたせいかわかりませんが、晴れた景色に圧倒されました。そして山の風景を眺めているうちに少し変わった凸凹に気付きました。よく見ると、その山は眠っている巨人の顔に見え、私は「三原山には巨人がいる」と友達に声を掛けましたが、友達は「山の神様みたいね」と私に言いました。

 同じ景色を見ても表す言葉のチョイスは文化の違いなのかなぁと面白く感じ、リトアニアには巨人、日本には山の神様がいることがわかりました。ぐっすり眠っている巨人の神様を起こさない方がいいと思ったら、私の考えが読まれたように、神秘的な霧がまた降りてきて、巨人の神様の顔を隠しました。私たちも山を降りることにしました。

 霧で思うように景色は楽しめませんでしたが、トトロの世界を思わせる植物のトンネルや階段、友達と一緒に過ごせた時間、ふいに出会った巨人の神様は、私にはとても素敵な体験になりました。

 私はまた三原山に登ろうと思います。今度はきれいな景色と何がおきるか楽しみに。

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 13「日本食と私の胃袋」

Labas、 こんにちは。

皆さんもし、ある日、ラーメン、お米、味噌汁、漬物、豆腐、醤油、お寿司を食べられなくなって、その代わりに、お肉、パン、スープ、乳製品と野菜を食べることになったら、どうなりますか?私は八丈島に来てどうなりましたか、お話します。

リトアニアで普段食べていた料理
旅行先で食べたおいしい日本食

来日する前、毎朝三種類の穀物が入っているポリッジ(お粥みたいなもの)を食べていました。昼にはスープと野菜+お肉/魚の料理をよく食べていました。日本に来てから、私の好きなšaltibarščiai(冷たいビーツスープ)、Rauginti kopūstai (ザワークラウト)、 sūrelis(カードチーズスナック) が消えて、その代わりにおにぎり、揚げ物、麺等のものが目の前に現れました。そうなると予想して悲しむことより、日本料理を食べることを楽しみにしていました。日本料理の中で家庭料理、和食と和菓子がとても好きです。その理由は日本料理がとてもヘルシーであることのイメージの影響もありながら、なにより単純に美味しいからです。お寿司、お団子も、コロッケも、卵焼き、ぜーーーーんぶ美味しいです。これから私も、色々な美味しいものを食べて生活すると思っていました。しかし、その気持ちは私の現実と遠くすれ違いました。実際には、日本料理を中心に食べるようになって、一ヵ月も経たないうちに お腹を壊しました。体重も増えました。どうにも対応とコントロールができなくて、想定外の問題に会いました。

▲島の食堂で食べた私が好きな和食▲

振り返ってみるとお米、ナス、ピーマン、納豆、豆腐、魚、そば、お寿司は毎日食べたものでした。なかなか体にいいものだと思ってたから、どうして胃袋が痛くなっているか、わかりませんでした。組み合わせが悪いとしても、その代わりに何を食べればいいか分からなくて、取り合えず島の人の真似をしてみることにしました。「普段、何を食べているのですか」と聞いてみたら、パン、サラダ、目玉焼き、酢の物、から揚げ、麺、味噌汁とその他の答えが出ました。食べ方まで説明してもらって、自分も作ってみようのやる気で、初めて日本家庭料理にチャレンジしました。結果は、どちらかというと失敗の方でした。やはり細かいところが分からなくて、同じ味を出せませんでした。私が慣れていた塩コショウ、スパイス、ハーブの味付けは、日本人が慣れ親しんでいるしょうゆ、みりん、酢、砂糖と塩の組み合わせとは違いが多過ぎました。

献立に困ったときはコレ
(オートミール、黒大豆、きゅうり)

次に試したのは古き良きリトアニア料理でした。しかし、そこにも複数のハードルがありました。まずは、日本に引っ越したばかりで、リトアニアから持ってきた二つのスーツケース以外何も持っていませんでした。もちろんリトアニア料理に必要なもの(スプーン、オーブン、ボール、フードプロセッサー等)もなくて、そもそもナイフとパンを手に入れることに時間がかかりました。結局八丈ストアで販売されていたナイフとパンを買ってから、二つ目の問題、必要な材料がないことに気付きました。ザワークラウト、ビーツ、ライ麦パン、サワークリーム、ハーブ等がなくって、しかたないと思いながら、八丈島で買える野菜、果物、お肉と魚を定番にしました。玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、キュウリ、トマト、キャベツ、レタス、コーン、カボチャは私の毎回の買い物リストに入りました。徐々に魚、刺身、海老も食べようとしました。

島にある材料を使って、
私が作っているリトアニア料理

日本か、リトアニアか、どちらかの食材の方が安いかというと、リトアニアの勝ちです。リトアニアで毎日食べていた野菜と果物は八丈町の食料品店では比較的に高かったです。例えば、一個のリンゴ215円ぐらいしますが、リトアニアでは215円で、1キロのリンゴ(8個ぐらい)買えたのです。野菜の場合、1キロのトマトをリトアニアでは200円で買えました。日本は初めてではないから金額の違いがあると知ってはいましたが、ある値段で買えたものは何倍も高くなったらけっこう圧倒され、遠慮してしまいます。もちろん、私の胃袋はこれ以上我慢してくれなくて、とりあえず、簡単な材料で食事を作ることにしました。

そうしたら、2-3カ月間でお腹が少しずつ回復し始めました。今も、毎日野菜のサラダを作って、卵、サツマイモ、カボチャをゆでて、鮭を焼いて、穀物の一種類であるオートミールを食べています。もう少し濃い味が欲しい時は、ご飯、お肉、パン、チーズも食べます。

▼毎日作っているリトアニアと島のコラボ料理▼

あびの実が入ったサラダ
植物公園で食べた畑ブロッコリーと八高のカリフラワー
朝食には麦と炒め野菜

八丈島での食事は美味しいけれども、今のところは自分の食べ物に注意する必要があります。これから長い時間をかけて少ない量から日本料理に体を慣らしていくことを試していきたいです。一応、納豆、明日葉、味噌汁と栗を美味しく味わえるようになりました。次はもう少しお腹がお米に慣れたらいいな…

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 12「クールでやろう」

Labas、 こんにちは。

 皆さん、私は新しいことをやってみるのがとても好きです。それは場所、人、食事、言語、仕事、趣味など、何でも好きです。八丈島に来て、生活することも人生で初めてのことです。ダイビングも、明日葉も、フットサルも。なぜ「新しいこと」をするのが好きなのかというと、やっている内に、自分のことも、世界のことも前より理解が増えるからです。つまり、知らないことに出会って、成長させることが好きです。とは言え、安心した環境から出ていって、未知の世界に入るのは怖いことでもあります。次の角に何が待っているかわからないし、あまりにも知らなさすぎる環境だと、単純にストレスや不安になって、目標にした挑戦ができなくなります。科学者はその現状をパニックゾーンと呼びます。それを防ぐために、できる範囲で自分の「新しいこと」への露出を取り締まろうとしています。もちろん、どうしてもうまくいかなくて、苦労する時もあります。それにしても、何のために頑張る、何のために苦労するのか、自分で決められることが自由だと思います。

mariposa monarca encaramada en flor de naranja en fotografía de cerca durante el día
UnsplashのCalvin Manoによる写真

 八丈島に来てすぐ色々なことを体験したくて、スポーツや音楽に没頭しました。純粋な関心と皆さんと仲良くなりたい気持ちで太鼓、フットサル、バレーボールに通い始めました。数か月後、卓球と消防団まで入りました。どれも初心者でしたから、言うまでもなく、私は他のみんなほど上手ではありませんでした。でも、そのことには気にしなかったです。それは自然なことだと知っていたからです。

escaleras de madera cerca del cuerpo de agua
UnsplashのOskars Sylwanによる写真

期待していた通りに色々な新しい発見がありました。例えば、町で同じことをやっている人が多くて、一つの島にいくつかのチームもあると思いませんでした。島の人はあんなにもアクティブな生活をしていることにとーってもビックリしました。仕事、家族、「プラス何か」を全部思い切りやろうとしている人は美しくて、自分も感奮されました。

他にも、「やるなら、クールでした方がいい」のセリフが印象に残りました。島の人はこの言葉を使うことをよく聞きました。確かに、理にかなっているけど、はじめはカッコよくなくてもいいのではないかと思いました。皆さんの「クール」とは実際にどういう意味で使われているのでしょうか?その意味をバレーボールで学びました。私のバレーボールの先生たちがいつも優しくいつも細かく技を教えてくれています。しかし、残念ながら、頭でわかっても体が思うように動かせなかったり、ついていかないことも多いです。その時、私の一人の先生は「アスタ、クール、クールでやろう」と言います。その場で、「クールでやろう」の意味は適当にやるより、一個一個時間をかけて、ある動きを磨いて、マスターしましょうという意味でした。一気に始めから完璧なパフォーマンスではなくて、少しずつ進みながら良くなって、上手になりましょう。それは、スポーツだけではなくて、どんな分野でも大事なことです。

camino de hormigón vacío cubierto rodeado de árboles altos con rayos de sol
UnsplashのJOHN TOWNERによる写真

 新しいことを体験している間に自分に何が合う、何があまり合わないかわかるようになります。過程の中で自分が好きなことを見つければ、それはそれですごいことです。どうしても、他の分野より、こちらの分野の方が楽しいという気持ちに気づいたら、「新しいこと」を体験するのが更にレベルアップし、「上手になりたい」段階に続きます。

UnsplashのRicoVan de Voordeによる写真

 私も、第二段階まで上がりました。最近一番はまりそうになっていることは卓球です。まだ5ヶ月間しかやってないですが、毎回楽しいです。となりに優秀な先輩たちがいるから色々なコツとアドバイスをもらいながら新しいことを学んでいます。同時に、上手な人に囲まれて自分も仲間と同じレベルになりたいです。それは大きな優位でありながら、一方両刃の剣でもあります。何かを長くすればするほど、上達が遅いと感じる傾向があります。下手にすると自分の成長をつい上手な人と比べてしまいます。そこから慌てて無理矢理に追いつこうとして、楽しみが消えてしまいます。上達してない気持ちに私も困っていました。結局一時的に止まって気持ちの整理が必要でした。私がたどり着いた答えは:人はそれぞれ違って、それぞれの強みを持っています。誰かのレベルまで上がるより、自分はどこまで行けるのか知りたいです。つまり、乗り越える相手は他人ではなく、過去の自分です。

 そんな答えを見つけてもまだ解決していない点もありました。「頑張ってもあまり進んでない」気持ちはわりとそんなに珍しくないです。その気持ちの由来は人が「+1」の努力したら、それは「+1」の効果をもたらすと思いがちです。残念ながらそうではないです。長い間同じ努力を続けないと結果は見えません。もちろん、上達はちゃんとしているが、私たちがそれを感じていないだけです。それは人間的に自然なことです。時間と忍耐の勝負です。しかし、上達が遅いということを認められるとしても、自分が同じ努力をしているはずなのに、前より悪化していると感じたことありませんか?それもきっと色々な理由がありますが、実際に練習できていないことは私の問題でした。一度ペースが崩れたら元に戻るのがとても難しくります。だから、できるだけはやく立ち戻るのが大事です。もしも、どこが最後だったのかわらかなくなったら、現状を取り入れて、もう一度基本からすればいいです。「クールでやろう」の言葉を私の悩んでいる姿に気づいた卓球の仲間が改めて思い出させてくれました。一気に全部しようとしたら、とても辛くて、難しいです。それより、1-2のことに集中し、できるようになったらそこから一個ずつ加えればよいです。というわけで、色々深く成長していると感じています。

pájaro negro volando sobre el mar durante el día
UnsplashのPhoebe Dillによる写真

第三フェーズはまだ遠いですが、今の楽しさと成長を精一杯楽しんでいます。

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 11「天気を読む賢者」

Labas、 こんにちは。

昔から気候は人の生活に大きな影響をもたらしています。場所によって動物、植物の種類も異なり、南に住んでいた人々と北に住んでいた人々の生活が随分違いました。日本の場合も、暖かい沖縄と雪の北海道で生活の仕方は様々です。

北海道に似ているリトアニアから、沖縄に似ている八丈島に来たら、慣れていない天気に困っていました。リトアニアにも八丈島の特徴である雨、風、晴れの日がありますが、リトアニアの天気の常識を基にして、日々を過ごそうとしたら、思い通りにいきませんでした。例えば、「曇り」だと天気予報で書いてあったら、リトアニアの天気常識では「雨が降らない」という意味です。そう思って、外に出たら20分後すごい雨に濡らされて、ビショビショのままで家に戻りました。

perro blanco y marrón de pelo corto en suelo marrón
UnsplashのMitchell Orr による写真

雨は雨で予測しにくいものとして受け入れて、次に、島の主役の一つである風にビックリさせられました。八丈島は風次第で、他の世界との繋がりが切断されることがあります。船と飛行機が人だけではなく、食料や必要品を海を渡って島まで届けます。風が強いと島は誰も出ることも、入ることも出来なくなります。私も実際に何度も経験したことがあります。一番最初の時は船でした。御蔵島まで来た船が引き返して東京に戻ると聞いたら、聞き間違えたと思いました。

私の常識ではあり得ないことで、まさかの気持ちで船の乗組員の話を聞いたら、本当のことでとてもショックでした。14時間の荒い海のツアーを経験したら次に船に乗ったのが何か月ぶりでした。初めて飛行機が引き返された時は少し良かった面もありました。初めて羽田-八丈島のルートで映画を見終えることができました。

こうやって、色々な事を体験して八丈島の天気について少しずつ理解が増えています。新しく島に来る皆さんは私から一つの助言があります。思い通りにいかない場合もよくありますが、柔軟性とプランBがあれば何とかなります。あとは、知らないことがあれば迷わず他人に聞いてください。

上手に八丈島の天気と付き合っていけるように「天気をよめる」賢者、いわゆる島の人に天気について聞いてみました。

今まで集めた情報:

  • 7-8月は晴れの日が多い時期です。
  • 風には強さだけではなく、方向も大事です。
  • 全体として、島は西の風が多いですが、季節ごとに風の方向がかわります。
  • 強い西風、南西風だと、飛行機が到着しにくくなります。
  • 強西風だと海が荒れて、島と島の間にある波が強すぎて海を渡ることが難しいです。
  • 強い東風だと底土港の波が強くて着岸できません。

アスタのまとめ:島に到着ができない日もありますが、たくさんの人がその確率を少しだけでも減らすため頑張っています。たまに、自然が落ち着くまで何もしないことも一つの正解です。

以上。天気の賢者たちありがとうございました。

UnsplashのRhendi Rukmana による写真

強い風の季節が終わりつつありますが、その代わりに大話題の梅雨の時期に入りました。日本の梅雨は体験したことがなくて、梅雨に入る前に色々な人に灰色の空、いきなり降り出す雨、まわしっぱなしの除湿機、そしてベタベタの感覚についてチョコチョコ聴いています。加えて、家の中のカビと18-20時の間、電気がついた所に勝手に謎の入口から入り込むシロアリは八丈島の梅雨の特徴でもあるそうです。することがなくて、電気を消して、家の中に寝転んで、どうにか梅雨が終わるまで待機するという時期だそうです。そのような梅雨の話を聞いたら、皆でテルテル坊主でも作るしかないのではないかと考えさせられました。全員が同時に窓に飾ったら梅雨がそもそも来ないのかもしれませんと思いましたが、残念ながら、それはもう手遅れですね。

最初の梅雨は言われた通り雨が降っています。ベタベタの感覚やシロアリもあります。しかし、誰も持ち出さなかったこともありました!一番不思議だとおもったのは白い霧です。雨が降らない時も、真っ白い霧があまり動かず島の空を覆っています。山が見えない日も、飛行機が着陸できない日も時おりあります。一回島を離れたら、白い空は他の所にもあると気づきましたが、それは、島の霧には比べ物になりませんでした。

UnsplashのTunafish による写真

梅雨の困難なところがわかってきましたが、意外といいところもあると気づきました。雨が続く日々は外でできることが限られていますが、家の中なら、いつも通りやってきたことを続けられます。私の場合、忙しい毎日にブレーキをかけた雨が「落ち着いていい」家の時間を作ってくれました。そして、雨が降らない時もあるから、頑張れば家と外の時間のバランスを何となくとれると思います。二つ目は、山を眺めることはありますか?同じ山でも、霧の場所によって全然違うふうに見えます。その風景を見たら、霧が雲に見えて「ああ、自分がいまどこかの高い山の奥にいるな」という印象を受けました。あとは、6月の花、アジサイです。色々な場所で咲いているのを見かけますが、今まで見た中では植物公園のものが沢山咲いていました。

UnsplashのSreenadh TC による写真

梅雨の6月はリトアニアの6月と大きく違います。リトアニアの6月は夏がきた喜びの時期です。半分寒い、半分暑い緑に溢れた春は長い日々、お祭、水泳の季節に変わります。6月は日が一番長い月だと言われ、朝の4時半から夜の22時過ぎまで、だいたい18時間の明るい時期です。日の長さの極致に達するのが夏至祭です。歌、ダンス、占い、焚き火、夜中の泳ぎと年に一回しか咲いてない神秘的なぜんまいの花探し…。それがリトアニアの6月です。ちなみに、学校の夏休みも6月からです。比べてみれば、リトアニアの夏は3ヶ月、八丈島の夏は2ヶ月なのではないかと思いました。

fotografía de lapso de tiempo de una hoguera en llamas rodeada de personas en un campamento
UnsplashのGeorgiana Avram による写真

皆さんの理想の天気はどんな感じでしょうか?私の最高の天気は20度ぐらい、雲の間から日が差し込むような天気の日です。不思議に思う人が多いかもしれませんね。暑さに弱い私にはそういう日が合います。人によって、寒い、暑い、雨、乾燥、湿度、風があるなしが、いいことにも、悪いことにもなります。天気は外部要因で、変えられないものですが、変えられるのが、自分が今の天気に対してどう感じたいとかいうことです。「グラスに飲み物は半分しか入っていませんか、それとも半分も入っていますか?」という問いに似ていますね。

また今度、IKI!

Asta の日記 DAY 10「夏季訓練を受けてみて」

Labas、 こんにちは。

毎月定期的に1日と15日は八丈島の防災無線で季節に応じた火災予防の呼びかけが流れます。八丈島の人々にとってはお馴染みで、最初の部分を聞いたら、最後まで聞かなくても何の話かわかります。家を出る前に、火をちゃんと消してあることを確認しましょうという内容のメッセージです。それは基本的なルールとして扱われ、ほとんどの人にとっては当たり前のことでしょう。けれども、だれでも急いだり、忘れたり、間違えを起こしたりします。それはゼロにすることは大変難しいことですが、放送することで火事が起こる確率が1%でも減るというのなら、私は何度でもよろこんで聞きます。最近、その呼びかけはもう一つの意味を持っていると思うようになりました。それは危機は全く予想していない時に突然にくるものだということです。そして火事はその中でも、恐ろしいものの一つです。

そのことについて、最近行われた消防団夏季訓練の時、改めて考えさせられました。
島に来る前に、そもそも消防団の存在を知らなかった私は、消防団に入り勉強になったことが山ほどあります。例えば、消防団とは何でしょうか?簡単に言うと消防団は普通の一般人でありながら、地域の安全を守るために特別な訓練を受け、火災、自然災害、様々な災害に対応するボランティアの住民たちのグループです。災害の部分にあまり意識しなかった私にとっては夏季訓練に出会った一人の教官の言葉が印象的でした。それは災害がいつかは必ずくるということです。いつ、どこに、何がくるか予想できないからこそ、事前準備をできるだけ備えるべきです。それを聞いたら、私が少し不安な気持ちになりましたが、考えることもたくさん増えました。それを今日皆さんに伝えます。

UnsplashのShane Rounceによる写真

災害はどんな国でもあります。ただし、場所によって種類が違います。日本の災害と言えば自然災害のイメージが強いでしょう。暴風、地震,津波等が日本に当たり、大変なことが多いです。八丈島では噴火の可能性もあります。しかしながら、日本人は災害にあった時に、素晴らしい働きを見せます。それは、災害の際、地域の人々が高い助け合いの意識を持っているところです。それはどこでもある気質ではないです。災害がないところでは、平和的な日常の中で助け合うことがありますが、その安全性を脅かすことが現れたら、その代わりに混乱が起こります。例えば、災害がない地域、いきなり強い地震がおこったら、災害の教育、練習、知識不足で、「とりあえず逃げる」選択を選ぶ人が少なくはないと思います。自身の安全を守ることは第一優先です。それを維持することと情報を集めることは第二です。その二つを備えることだけで手いっぱいで、他人を考える余裕がありません。しかし、同じ地震が日本に起こったら、第一と第二がありながら、第三「協力と助け合い」をする人もたくさん現れる気がします。それは勉強になるポイントです。なぜ日本では第三まであるかというと、過去事例、教育、訓練があるからと思います。

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消防団夏季訓練では人がお互いに助け合うことも話題になりました。大きな災害の場合、人の手が足りなくなります。その時には、消防隊や、消防団だけではなく、普通の一般人の動きも貴重な力になります。それは声をかけることであり、おにぎりをあげることであり、水を共有することであり、すべての小さな動きがカギになります。

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大事な点はもう一つあります。それは状況に合わせて考えて動くことです。災害の時、多くの人は同時に助けが必要になりますが、手が届かない場合もあります。そういう時、次を考えることがとても大事なことになります。例えば、津波が来る➡避難場所に行きます。しかし、思ったより高い波がくる可能性がある情報を基に➡更に高い所に避難する判断は頭を使って行動することの一例です。

最後に伝えたいことは皆さんはすでに行っていることかもしれませんが、話し合うことです。災害はいつ起こるか、誰もわからないですが、ある程度の事前準備できます。例の一つは家族の中で話し合うことです。昼は学校や仕事で家族がばらばらになります。災害が急にきたらどうしますか?近くの避難場わかりますか、家族と連絡ができない場合、どこで集合するか決めていますか?それは特に学校の先生や子供と事前に話し合った方が良いです。

災害が怖いから、あまり考えたくなくて、そもそも何も起こらないと信じたい気持ちはよくわかります。しかし、万が一のこともあり得るので、今まで通り過去の事例から学んで、教わったこと以上に話し合ったり、助け合ったりしながら、次のステップを考えてできることをしましょう。

また今度!IKI!

Asta の日記 DAY 9「野生の宝物」

Labas、 こんにちは!

リトアニア人は自然の宝物を探しに行くことが大好きです。その宝物は季節と人によりますが、私の場合はベリー、ハーブ、花、動物とキノコです。「どうしてそんなものを探しに行くの?」と思われるしょうか。それは今まで森と生きてきた先人の伝統であり、当時の人々の日常でもあったからです。つまり、引き継いだ文化なんですが、それが続いている理由は単純に楽しいからなのではないかと思います。地理的に森の近くに川や池など水源があることが多いので、森の中のキャンプやバーベキューがとても盛んです。

でも、やっぱり、季節ごとにできることが違って、夏と秋がもっとも人気があるシーズンです。それはベリーとキノコのおかげです。

ベリーの時期 7月~11月にかけて
キノコの時期 8月~10月にかけて

島に住んでから、見たことがない植物に毎回毎回驚かされました。葉っぱの形、触ってみた後の感触、すごい花の形、どれも不思議、どれも興味深いものでした。「常春の島」は一年中花が咲いている八丈島にピッタリの言葉だと思いました。毎日歩きながら色々なものを発見しましたが、今まで見たものの中ではアロエの花に特に見惚れています。

こうやってはじめは、たまたま見かけたものを観察するだけでしたが、2月からは本気で八丈島の宝物を探し始めました。第一ターゲットは明日葉でした。

第一ターゲット:明日葉 

長い間明日葉を他の植物と区別できませんでした。島の人に「これだよ、これが明日葉だ」と見せてもらった時まで、明日葉は私の視界に全く入りませんでした。しかし、今の私には美味しい明日葉を見つけられる目が備わりました。それはある熱心な明日葉愛好家に出会ってからです。その友達に明日葉の食べ方も教わりました。それからは若い明日葉の枝を取って、家でゆでてから味わうようになれました。その後明日葉のシーズンが終わって、今度は新しいターゲット「あびの実」が現れました。

第二ターゲット:あびの実(クサイチゴ)

リトアニアにあるラズベリーに似ているあびの実を、明日葉よりすぐ見つけられました。「5月はあびの実の季節」だと友達に教えられ、山の方へ行って、黄色と赤色の実を発見しました。てっきり赤の方が美味しいと思ったら、食べてみると黄色い方が美味しかったです。実の甘さは、今まで食べたベリーと違う味であることにビックリしました。もう一つの意外な点はとても取りやすいことでした。リトアニアの野生ベリーはほとんど全部地面にあるので、しゃがんでから取るベリーです。

ところでリトアニアのベリーを食べたことありますか?
リトアニアの一番人気のベリーはクランベリーとビルベリーです。あびの実の半分の大きさで、割と小っちゃいベリーです。リトアニアではバケツを持って、1,2キロの量の器でこの森の宝を取りに行きます。ベリーを集めてから家で寒い季節に向けて蜂蜜か砂糖を使ってジャムを作ったりします。

クランベリー
ビルベリー

自然に育てられて、栄養で溢れている自然の宝物は他にもあると思いますが、人が自然の恵みを受けて育てたものも宝物だと思います。その土地で、その土地の人が育てたものはその土地にしかないものを生み出します。八丈島の皆さんは畑を持っている人が多いと聞いてます。プレゼントとしてもらった家の畑の野菜はとても美味しかったです。いつも皆さんの気持ちと努力に感謝しながら食べています。

5月が終わるまで、あと少なくとも一回あびの実を取りに行きたいと思いますが、最近また新たな八丈島の自然の宝物が私の耳に入りました。第三ターゲットは何でしょうか?見つけたらまた教えます!

IKI またね!